京都駅八条口から徒歩5分のスペイン料理店「アブラモス(Hablamos)」。烏丸五条にあるスペインバル「サントレス(Santres)」の姉妹店として2019年にオープンした。前を通ると、ファサードの窓に映る客たちの楽し気な姿に、きっといい店なんだろうと引きつけられ、思わず足を止めてしまうに違いない。
店名は「私たちは話す」を意味するスペイン語で、うまい料理と酒で話に花を咲かせてほしいという願いが込められている。店内の黒板に示された食材には京野菜や舞鶴産の魚などが並び、地元の旬の味覚に期待が高まる。
まずは「タパスの盛り合わせ」から始めたい。Sサイズでもスパニッシュオムレツやアンチョビのポテトサラダなど、一皿に10種類近くが乗ってボリュームたっぷり。キュッと冷えた白ワインやカヴァ、シェリー酒と合わせれば上々の滑り出しができるだろう。酒に迷えば、ソムリエの資格を持ったスタッフがとっておきの一杯を薦めてくれる。
締めはパエリアで、といきたい人は、出来上がりまで時間がかかるので、早めに注文しておくのがいいだろう。また平日でも席が埋まることがあるので、予約をお忘れなく。