菊池寛実記念 智美術館

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  • 神谷町
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タイムアウトレビュー

ホテルオークラ近くにある私立の美術館。富本憲吉をはじめ現代陶芸の名品を多数所蔵している。2004年からは、陶芸界の新たな展開を探ることを目的に、公募展として『菊池ビエンナーレ』を隔年で開催している。

詳細

住所
東京都港区虎ノ門4-1-35
Tokyo
アクセス
東京メトロ日比谷線『神谷町』駅(4b出口) 徒歩6分/東京メトロ南北線『六本木一丁目』駅 徒歩8分
営業時間
11時00分〜18時00分(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)

開催中

走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代

「走泥社(そうでいしゃ)」は、1948年に京都で結成され、50年にわたって活動した前衛陶芸家集団だ。伝統的な陶芸にとらわれず、実用性を伴わない「オブジェ焼」と呼ばれる作風で、戦後日本の陶芸界で中心的な役割を果たした。 1998年に解散してから本格的に走泥社を検証する本展は、日本の陶芸界に特に大きな影響を与えた1973年までの前半25年間にフォーカス。当時の陶芸界に影響を与えたパブロ・ピカソやイサム・ノグチの作品画像や、同時期に同じ京都で前衛運動を展開した「四耕会(しこうかい)」などの動向も交え、前衛陶芸が生まれた時代全体を振り返る。 昨年、京都からスタートした巡回展も、岐阜・岡山を経て、今回の虎ノ門「菊池寛実記念 智美術館」が最後になる。現代陶芸を専門とする私設館ならではの趣ある空間での展示は、これまでに各地で展示を観た方にも、改めて足を運んでほしい機会だ。

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