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「函館ひかりの屋台 大門横丁」の向かいに位置する老舗バー「杉の子」。開業は1958年にさかのぼり、2015年、函館の「町中華」の名店「汪(わん)さん」が入居していた歴史ある場所に移転した。バーにしては広めで2階もある。
オーセンティックバーというより、舶来居酒屋の名が示す通り、気取らずに入れる店で、チャージもない。店内にはウイスキーなど洋酒を中心に数百種類のボトルが所狭しと並ぶ。名物は開業当初から提供する「ラムハイボール」。350円という破格の値段だ。他のメニューも総じて大変リーズナブルで、ファンでにぎわうのもわかる。
オリジナルカクテルの「海炭市叙景」をオーダーする人も多い。函館生まれの作家・佐藤泰志の作品名を冠した、淡いブルーのカクテルで、そのほろ苦い味わいはオール函館ロケで映画化もされた同作にも通じる。
運よくカウンターに座れたら、気さくな2代目店主やスタッフとの映画談義や旅談義も楽しいだろう。函館の夜を締めるのに、ふさわしい一軒である。
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