史上初、「風の谷のナウシカ」が新作歌舞伎として舞台化

テキスト:
Miroku Hina
広告

映画や舞台の配給を手掛ける松竹が、宮崎駿の人気漫画『風の谷のナウシカ』を原作とした新作歌舞伎の上演を発表した。

スタジオジブリ関連作品の歌舞伎舞台化は史上初であり、すでにTwitter上でも「ユパ様の大見得が見たい!」「どう表現されるのかが全く想像がつかない」など多数のコメントが寄せられている。

チラシ画像

『風の谷のナウシカ』は、宮崎駿が1982年に雑誌『アニメージュ』で連載を始め、13年をかけて完結した大作漫画。1984年に映画化され、現在に至るまで国内外に多くのファンを持つ。映画ではストーリーの一部が抜粋されているが、同新作歌舞伎では全7巻に及ぶ漫画の原作の全てが舞台化される予定だ。

脚本を手掛けるのはスタジオジブリ作品も多数担当した経験を持つ丹羽圭子。演出は、2018年に上演された新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』が話題となったG2が担当する。注目のナウシカ役を尾上菊之助、トルメキアの皇女 クシャナ役を中村七之助が演じることが決定している。

原作で描かれている巨大な蟲(むし)たちが住まう「腐海」や、戦鬪シーンで印象深い「巨神兵」などが舞台上でどのように表現されるのかは、注目したいところ。上演は、2019年12月に新橋演舞場にてスタート予定。日本が世界に誇る名作の歌舞伎舞台が今から待ちきれない。

最新ニュース

    広告