特殊雑貨屋「奇声を発して暴れる坊や」が、つつじヶ丘に実店舗をオープン

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
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2015年よりオンラインストアで営業していた特殊雑貨屋、奇声を発して暴れる坊やが、2019年4月つつじヶ丘に実店舗のボーヤ(Boya)をオープンさせた。

取り扱うのは、マニアに向けた商品と日常で使える雑貨が中心だ。「コレクションするものが尽きてしまい、見たことがない物を集めたい」といった願望に答える、1980〜90年代のファンシー雑貨、地方や東京の土産屋で見かけたことのある不思議なグッズ、ソフビ、サイケデリック映像が楽しめるビデオデッキクリーナーなど、マニアックなアイテムがそろっている。

こけし土産の数々

「フリーマーケットなどで、こういった土産物が段ボールに投げ入れられているのを見るとやるせなくなります」と店主。このゾーンには、個人が制作したそんな地方土産にスポットライトが当てられている。

実店舗のオープンは、店の2階に住んでおり、大家に話したところ使えることになったのがきっかけ。「商売する気はあまりない」と店主が言うように、場所は、つつじヶ丘駅から徒歩15分ほどとアクセスは正直言って悪い。

しかし、商店街として栄えていた通りにあり(現在は同店と、隣の年期の入った酒屋のみがシャッターを開けている)、取材時も隣の酒屋のおばあさんが、コーヒーを差し入れしてくれたり、居心地の良い和やかな時間が流れていた。

 一押し商品

大橋巨泉のバラエティ番組「巨泉・前武のゲバゲバ90分!!」のキャラクターゲバゲバおじさん、四日市の名物「入道」の置物、お仏壇貯金箱、食品サンプルのホットケーキ

個人の趣味で作成された女性のオブジェ

店主いわく「映える壁」。昭和レトロな日常雑貨がセンス良く並ぶ

まるで、店主の趣味が詰まったギャラリーのような店で、棚に並ぶひとつひとつのアイテムをじっくりと眺めていると、「これ、どこかで見たことあるけど何だっけ?」という記憶が思い起こされる。

それぞれのアイテムの誕生の歴史や裏話、妄想まで……。知識豊富な店主との会話を楽しみに行くというのもいいかもしれない。つつじヶ丘で新たな発見に出会えることは間違いないだろう。

ボーヤの詳しい情報はこちら

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