新宿ボンベイが今週末復活、新メニューやバー営業も

テキスト:
Kunihiro Miki
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2018年4月30日に惜しまれながら閉店したカレー店、新宿ボンベイ。閉店以降も復活を望む声が絶えなかった同店が、代々木に拠点を移してついに復活する。6月28日(金)にグランドオープンを迎える同店を、一足先に訪ねた。

1973年の創業から45年間、新宿を代表する人気カレー店として営業を続けてきた。閉店後、従業員たちは親会社が経営する別店舗に移るなどしていたが、代々木での営業再開が決まり、招集がかかった。

シェフは全員、旧新宿ボンベイのメンバー

旧店舗と大きく異なるのは、ランチとディナーでメニューが異なる点。近年のスパイスブームに目をつけて、ディナータイムはタンドール料理やカレーをつまみにアルコールを楽しむスパイス酒場として営業する。本格的なスパイス料理と自然派ワインの食べ合わせを楽しめるよう、旧店舗にはなかったメニューも多数用意されるという。

ランチはカレーセットが中心で、2種類のカレーが選べる『ボンベイセット』(1,000円)や、タンドールやインディアンタパスも付いてくる『プレミアムランチセット』(1,600円)など5種類のセットメニューを用意する。

左上から時計回りに、サラダ、バターチキン、ボンベイ・ラムカリー、インゲンマメとニンジンのアチャール、タンドリーチキン、シシカバブ、チーズナン、ナン

カレーの種類は、旧店舗から『ボンベイ・チキンカリー』『バターチキン』『ジンガーコルマ』『サグパニール』などが引き継がれる。新たなメニューとしては、創作カレーを提供する出張料理ユニット「東京カリ~番長」の貿易主任シャンカール・ノグチがレシピを考案した『ボンベイ・ラムカリー』や、ゴア地方の味を再現した『ゴアフィッシュ』などが追加された。

旧店舗から引き継いだメニューは基本的には同じレシピだというが、ヘルシー志向の高まりを受けて油の使用量を減らすなど、時代の流れに合わせて微調整を加えているという。実際に食べてみた実感としても、ルーやナンは旧店舗よりも若干軽めに仕上げてあり、その分、タンドリーチキンやアチャールなどの付け合わせとの相性の良さが際立っていた。

店内の調度品も旧店舗にあったものを持ってきた

新たなファン獲得も見越して一歩を踏み出した新宿ボンベイ。代々木に立ち寄ることがあれば、ぜひあの味を確かめに行ってみてほしい。

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