2月公開の注目映画5選

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
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タイムアウト東京が注目する、今月公開の映画を紹介。今月は、「ガーリーカルチャー」をけん引してきたソフィア・コッポラのThe Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』を筆頭に、女性の葛藤を描く作品が多く上映される。肉食人魚姉妹が少女から大人へと成長する物語を描いた『ゆれる人魚』、思春期特有の少女の葛藤を描いた『RAW 少女のめざめ』などだ。邦画では、岡崎京子の原作漫画を映画化した『リバーズ・エッジ』も見逃せない。5作品を公開日順に紹介する。

『RAW 少女のめざめ』※2018年2月2日(金)

(C)2016 Petit Film, Rouge International, FraKas Productions. ALL RIGHTS RESERVED. 

監督:ジュリア・デュクルノー

2016年のカンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した青春ドラマ。映画祭で本作の上映時に、失神者が続出したことでも話題になった。映画 『エコール』『Junior』などの作品につづく、少女から女性に成長することをテーマにした、少し奇妙なホラー作品。

『ゆれる人魚』※2018年2月10日(土)

 (C)2015WFDIF, TELEWIZJA POLSKA S.A, PLATIGE IMAGE

監督:アグニェシュカ・スモチンスカ

ポップな色彩が目を楽しませる、ポーランドのミュージカル映画。ミュージカルと聞いて、ハッピーで明るい作品を期待する人には向かないかもしれない。本作は、監督アグニェシュカ・スモチンスカの長編デビュー作。共産主義時代下にあった1980年代のポーランドを舞台に、肉食の人魚姉妹が、少女から大人へ成長していく姿を描き出す。ゴシック的な美学で溢れ、「人間への恋が叶わなければ、海の泡になる」という人魚姫の童話がベースになっている。

『リバーズ・エッジ』※2018年2月16日(金)

(C)2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社

監督:行定勲

漫画家、岡崎京子の『リバーズ・エッジ』が映画化。主演は、二階堂ふみと吉沢亮だ。原作と同様1990年代。音楽やファッションにも注目して鑑賞したい。

『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』※2018年2月23日(金)

(C)2017 Focus Features LLC All Rights Reserved

監督:ソフィア・コッポラ

ソフィア・コッポラが、南北戦争期のバージニア州を舞台に、誘惑や性の目覚めを美しく描き上げたドラマ作品。教師を演じるキルスティン・ダンストとニコール・キッドマンの演技が光る。

『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』※2018年2月24日(土)

(C)2017 New Classic Media, Kadokawa Corporation, Emperor Motion Pictures, Shengkai Film

監督:チェン・カイコー

弘法大師としても知られる真言宗の開祖空海が、遣唐使として中国に渡った若き日の姿を描いた作品。空海を染谷将太が、相棒の白楽天を中国の人気俳優ホアン・シュアン、物語の鍵を握る楊貴妃を台湾出身のチャン・ロンロンがそれぞれ演じる。

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