アラウンド・ザ・ワールド、博物館・美術館10選

ラスベガス、バルセロナ、ニューヨークでアートに浸る

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
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ラスベガス:電気椅子に座る

ラスベガス:電気椅子に座る

ザ・モブ ミュージアム

組織犯罪についての博物館。かつて郵便局だった建物でマフィアとその取締りの歴史を紹介している。ミュージアムのディレクターは、国際スパイ博物館やロックの殿堂を手掛けたデニス・バリー。展示資料をみるだけはなく、電気椅子に座ったり、模擬裁判に参加できたりと、体験しながらラスベガスとも深いかかわりがあった組織犯罪の歴史を学べる。

ラスベガス:核実験についての博物館

ラスベガス:核実験についての博物館

核実験博物館

かつてラスベガスの周辺の砂漠で行われていた核実験についての博物館。シアターで核実験が疑似体験できるほか、展示スペースでは爆弾の作り方、核爆発から身を守る方法などを紹介している。

ラスベガスの博物館・美術館10選

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ラスベガス:ネオンの墓場

ラスベガス:ネオンの墓場

ネオン博物館

かつては、建物の解体で取り残された古いホテルのサインがあっただけだったが、20年を経て多くのネオンが集まり、今では博物館として知られている。“ネオンの墓場”を歩いてラスベガスの街で輝いていた象徴的なサインの数々を見よう。訪れるのは、できれば夜が良いだろう。

ラスベガスの博物館・美術館10選

ニューヨーク:複雑に広がった美術館

ニューヨーク:複雑に広がった美術館

メトロポリタン美術館

セントラル・パーク内に複雑に広がったこの美術館は、何度か足を運ばなければ十分に楽しめない場所だろう。19世紀後半に建てられた立派な新古典主義の施設で、古代のミイラ化した王族から前年にランウェイを賑わした前衛的なファッションまで、最高の芸術を展示している世界最大級の美術館だ。

多くの人に人気なのが、紀元前10年のエジプトの神殿、テンプル・オブ・デンダーだ。他にも、ずらりと並んだヨーロッパとアジアの鎧の数々、ギリシャ彫刻、中世美術と現代の写真などがある。

入場料はドネーション(寄付)制。

The Metropolitan Museum of Art

ニューヨークのベスト美術館10選

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ニューヨーク:世界で最高の芸術を所蔵している美術館

ニューヨーク:世界で最高の芸術を所蔵している美術館

ニューヨーク近代美術館

名実ともに18世紀から今日までの世界で最高の芸術を所蔵している美術館。この場所のどこを取ってみても、アートの歴史において称賛された作家の独創的な作品か、現代のコレクターたちが欲しがる作品が展示されている。

ニューヨークが観光の繁忙期を迎えるクリスマス前後、初夏から夏頃にかけては、ゴッホの「星月夜」やピカソの「アビニヨンの娘たち」を観るためには、多少の“小競り合い”の覚悟が必要かもしれない。回顧展や大ヒットしているインスタレーション「レイン・ルーム」などの特別展に何時間も並ぶ人もいる。

Museum of Modern Art (MoMA)

ニューヨークのベスト美術館10選

ニューヨーク:フランク・ロイド・ライトの素晴らしさ

ニューヨーク:フランク・ロイド・ライトの素晴らしさ

ソロモン・R・グッゲンハイム美術館

グッゲンハイムの近代アートのコレクションは言うまでもなく、見応えあるが、この美術館を建築家フランク・ロイド・ライトの素晴らしく、物議をかもした建物のデザインと切り離して語ることはできないだろう。

この美術館が、1959年にセントラル・パーク向かいの5番街に開館したのは、ライトが他界した数か月後だった。バビロンの階段ピラミッドのようなコンクリートのジッグラトはメトロポリタン美術館をはじめとする近隣アッパー・イースト・サイドの美術館が伝統的に大切してきた「展示空間は真四角である」という概念を打ちのめすものだった。ライトは幾何学的形状や自然にヒントを得て、螺旋状の流れるような展示空間を設けた。“かたつむりの殻”のような空間でアーティスト、アイデアや時代を完全に分けることなく展示している。

Solomon R. Guggenheim Museum

ニューヨークのベスト美術館10選

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バルセロナ:世界で最高の美術館建物

バルセロナ:世界で最高の美術館建物

ミロ美術館

ジョセップ・ルイス・セントは、世界で最高の美術館建物を設計したと言っても過言ではないだろう。白い壁と曲線でかたどられた、親しみやすく、光を取り込んだ広々としたこの美術館は、ミロのすべてのグラフィック作品を含む数多くの作品を所蔵している。

バルセロナのベスト美術館10選

バルセロナ:ピカソのバルセロナ時代

バルセロナ:ピカソのバルセロナ時代

ピカソ美術館

ピカソの作品を集めた美術館。特に、ピカソがバルセロナに住んでいた美術学校時代の作品に注目しよう。

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バルセロナ:ワインのボトルから劇場のポスターまで

バルセロナ:ワインのボトルから劇場のポスターまで

アントニオ・タピエス美術館

1950年代に人気が爆発したアーティスト、アントニオ・タピエスの作品を集めた美術館。タピエスは、古紙、泥、古布を絵画に使うことで注目を浴び、その後も、家具など様々な素材を作品へ取り込んでいった。ワインのボトルから劇場のポスターまで、タピエスが手がけたあらゆる作品が所蔵されている。

バルセロナのベスト美術館10選

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