第62回岸田國士戯曲賞を受賞した神里雄大の戯曲『バルパライソの長い坂をくだる話』が、青山のゲーテ・インスティトゥート東京にて上演される。
日系ペルー人を父親に持つ神里が南米各地を訪ねて生まれた同作は、オセアニアや小笠原、ラテンアメリカなど、太平洋によって結ばれるさまざまな地のエピソードが織りなす「ポスト移民文学」だ。出演するのは、日系移民の家系生まれでブラジル育ち、欧州でも注目を集めるダンサーのエドゥアルド・フクシマや、神里が南米で出会ったアルゼンチンの俳優やダンサーたち。dot architectsが手がける舞台美術にも注目したい。
23日(金)14時の公演後は、DIAMANTES(ディアマンテス)のボーカルであるアルベルト城間をゲストに招いたアフタートークも開催される。