[category]
[title]

12月は、『くるみ割り人形』の季節。各バレエ団がそれぞれ趣向を凝らしたバージョンを上演するが、新国立劇場バレエ団では、イギリスの振付家・ウィル・タケット(Will Tuckett)による新国立劇場オリジナル版を新制作する。
クリスマスイブ、自身の家で開かれたクリスマスパーティーを訪れたドロッセルマイヤーからくるみ割り人形をプレゼントされたクララは、夜になってネズミとの戦闘に勝利し王子に変身したくるみ割り人形に誘われて「お菓子の国」へと向かう……。
タケットは、バレエ『くるみ割り人形』の従来の物語はそのままに、レフ・イワーノフの原振付も尊重しながら、随所に工夫を施していくという。
まず、チャイコフスキーの楽譜を見直し、そこに書かれたシナリオや音楽のテンポなどを復活させるほか、1幕のクリスマスパーティーで出されるデザートが2幕のお菓子の国で踊りとして再登場するなど、より一貫性ある設定になる。今回のバージョンでは、クララのゴッドファーザーとされているドロッセルマイヤーはもちろんのこと、1幕に登場するダンス教師などもキーパーソンになりそうだ。
タケットと美術家コリン・リッチモンド(Colin Richmond)がイングマール・ベルイマン(Ingmar Bergman)監督の映画「ファニーとアレクサンデル」をイメージとして共有したという美しい美術の中、新国立劇場バレエ団のダンサーたちがクリスマスの特別な一夜を浮かび上がらせる。
※昼の部は13時か、14時から、夜の部は18時か、19時から、31日は16時から(日によって異なる)/料金は6,050円から(席によって異なる)
テキスト:高橋彩子
Discover Time Out original video