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浅草にある紳士靴ブランド「RENDO」。店主の吉見鉄平はイギリスで靴作りの基礎を学び、国内メーカーで腕を磨いたのちに独立した。かつてシューズブランド・Pantherの倉庫だった建物が、イギリスのファクトリーをほうふつさせる造りで、そこが気に入り、2013年に工房を兼ねたショップを開いた。
奥に長い高天井の店内は、浅草の下町とは思えない洒落た雰囲気が漂う。左右の壁の無骨な棚に並ぶレザーシューズはヨーロッパスタイルをベースとしつつ、日本人の足にフィットするように調整され、吉見ならではのセンスが加味されている。
木型ごとにフィッティングサンプルシューズを完備。店舗で実際に履いて、フィット感を詳細に確認できる点も心強い。オリジナルの既製品とパターンオーダー両方を扱う。メンズは23センチ、レディースは22センチから展開。足の小さい人にも、フィットする一足を見つけられるだろう。
人気商品は、ドレスカジュアルな「APRON FRONT DERBY」(8万4,700円、以下全て税込み)。伝統的なグッドイヤーウエルト製法を用いた、スーツに合わせやすい一品で、シャープすぎない上品な外観と、安定感ある履き心地の良さで幅広い支持を得ている。
遠出できなかったコロナの時期、近所を歩くのに手頃な革靴を目指して作られた「CSMD001」も、ありそうでない名品(3万6,300円)。シボ革の表情が高級感を醸し出し、汚れを目立たせない。かかとをつぶしてスリッパ風に履くこともできる。年配者にこそ履いてもらいたい、大人びたカジュアルシューズだ。同クラスのレザーシューズとしてはコストパフォーマンスが良く、軽い履き心地で旅行などにも重宝するだろう。
RENDOは、自社製品以外でも靴のリペアに対応している。同店のある辺りは靴問屋が並ぶ一角で、開店当初は一般客が足を延ばさないエリアだった。しかし近隣にホテルができたことで外国人の観光客がふらりと入ってきたり、SNS経由でモノにこだわる若い世代が訪れたりと、客足は確実に増えているそうだ。
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