香月泰男展

  • アート
広告

タイムアウトレビュー

洋画家、香月泰男(かづき・やすお)の展覧会。東京美術学校に入学し、藤島武二(ふじしま・たけじ)に学んだ香月だが、第二次世界大戦の勃発に伴い召集を受け、敗戦後は旧ソビエト連邦に捕虜として拘束される。厳寒のなか苛烈な労働を強いられた、いわゆる「シベリア抑留」が画家の表現に与えた影響は計り知れない。画面いっぱいに深い暗黒を湛(たた)えた連作「シベリアシリーズ」は、香月が生涯を通して取り組むテーマとなった。本展は、香月の作品を通して戦後美術の展開を考察するとともに、アートによる記憶の継承を考える試みにもなるだろう。

詳細

住所
価格
入場無料
広告
関連情報
関連情報