「よわよわカメラウーマン日記」というブログで、自分自身が空中に浮かんでいる写真を一日一カット発表するプロジェクトを始めた、林ナツミ。それはその日、彼女がいる場所で、何のトリックもなく、その場でジャンプして撮影された写真だ。だが、独特の表情と不思議な浮遊感覚が醸す無重力感で人気を呼び、彼女のブログは、立ち上げから数ヶ月を経て台湾や中国はじめアジア中に浮遊写真のブームを興した。
本展は、林ナツミが主戦場であるインターネットでの活動に加え、物理的な展示会場に活動の場を展開するはじめての試みとなる。青幻舎から出版される写真集の出版記念展も兼ね、初の個展が開催される。