紙漉（す）きの手法で、紙の原料となる植物の繊維から独自の造形物を制作するアーティスト、半澤友美の展覧会が、箱根のポーラ美術館ロビーにある、現代美術ギャラリー「アトリウムギャラリー」で開催。これまでにも流麻二果や大山エンリコイサム、飯沼珠実など、実力派アーティストを紹介してきた『HIRAKU Project』の第9弾だ。
本展では、開放的な展示空間の特性を考慮しながら丹念に制作された、約300枚の紙で構成するインスタレーションを初公開する。また同館では、企画展初となる現代アート展『シンコペーション：世紀の巨匠たちと現代アート』を同時開催しているので、こちらも併せて訪れてほしい。