久野彩子 個展 : line

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久野彩子 個展 : line
久野彩子《JP392》2020年_7.6×11.25×2cm_アルミ青銅_撮影:市川森一
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タイムアウトレビュー

ロウで作った原型を金属に置き換えるロストワックス鋳造という技法を用い、小さなパーツの寄せ集めから、空想上の都市の風景を壮大に浮かび上がらせる金属造形作家、久野彩子の個展が代官山のギャラリーで開催。

久野の作品は空想上の重厚な空間が人気だが、近年は現実の世界をよくリサーチし、道路や路線図、水路といった地図上の形をベースにするなど、本物の都市の要素を取り入れた作品に取り組んでいる。

その世界は、鋳金技法で人造物の輪郭などを金属の線として作り出している。それゆえ、地図のように実際の世界を超えた高みから表現する、現実と空想の間を漂うような魅惑的な作品が楽しめるだろう。

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