スイスを代表するアーティスト、ミリアム・カーンの展覧会。1970年代に興ったフェミニズムやパフォーマンスアート、反核運動などの社会的な動向に影響を受けたカーンは、ドローイング作品の制作からアーティスト活動を開始する。その後、屋外の建物に直接描いた作品や、床に拡げた大きな布に黒鉛で描いた作品などで国際的に注目され、写真や彫刻といった表現方法でも制作を続けている。
本展では、近年描かれた新作7点に、90年代に描かれた初期の作品を加えた約20点の油彩画作品を展示する。現在開催中の『あいちトリエンナーレ2019 情の時代』にも出展しているアーティストを、東京でも楽しんでほしい。