ジェームス・リー・バイヤース「奇想詩」

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ジェームス・リー・バイヤース「奇想詩」
James Lee Byers The poetic Conceit 1983 Silk, curtain, framed photographic print, porcelain plate 361 × 520 × 53 cm Courtesy Michael Werner Gallery, New York and London
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タイムアウトレビュー

谷中にあるスカイザバスハウスで、ギャラリー設立30周年を記念し、アメリカのコンセプチャルアーティスト、ジェームス・リー・バイヤースの個展が開催。

20世紀を代表するドイツ芸術家、ヨーゼフ・ボイスの同時代人として並び称される彼は、生涯にわたって理想的なフォルムなどを追い求め、その作品は、彫刻や演劇、文学に融合し、美学の古典的な形式を参照しながら、ものの存在という不思議な現象に目を向けている。

バイヤースが日本に滞在していた時期の作品に加え、海外から取り寄せられた代表作も展示。なかでも表題作《The Poetic Conceit(奇想詩)》は必見だ。暗幕で覆われた壁面に飾られた詩人・ゲーテの肖像をはじめ、限られた素材で演劇的に組み立てられたインスタレーションで、哲学的な彼の作品の魅力が存分に味わえる。

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