

A life in utopia
「ユーゲンギャラリー(YUGEN Gallery)」で、広告界の第一線で活躍するアートディレクター、八木秀人の個展「A life in utopia」が開催。「理想のライフスタイル」をテーマとし、これまでの作風と打って変わる、新たなアプローチによる完全新作を公開する。
モチーフは、社会的な枠組みや既成概念を軽やかに飛び越えていく女性。好きなファッションを着て好きなことをするイメージに、「I JUST DO WHAT I LIKE(好きなことをやるだけ)」などのフレーズを組み合わせ、一人一人が世界の主人公であることをストレートに表現している。
ポジティブな印象のアイコンのモデルとなるのは八木の妻だ。毎日、生き生きとしている姿を見て「世の中の女性が楽しく生活していけたら、世界は変わる」と思ったのがきっかけだという。
ビビッドな視覚効果によって、ダイレクトに届く言葉とイメージ。レイヤー構造一つ一つに鮮やかな色柄を描き、緻密に要素を組み合わせた構造美が示すのは、絵空事の理想郷ではなく、私たちが日々考え、手を動かすことでこそ実現できるユートピアだろう。
※13〜19時(土・日曜・祝日は20時まで、9月15日は17時まで)/入館は閉館の30分前まで/入場は無料