書家、金澤翔子の個展が森アーツセンターギャラリーで開催される。彼女の集大成として、そして新たな地点として行われる、過去最大規模の展覧会だ。
5歳から書を始めた金澤は、全国の有名な神社仏閣での席上揮毫(きごう)を行い、20歳での初個展を機に国内外問わず各地で作品を発表してきた。ローマ教皇庁へ大作『祈』の寄贈や、『東京2020オリンピック・パラリンピック』公式アートポスター制作アーティストに就任するなど、活動は多岐にわたる。
本展では、筆を持って30年、初の個展から15年という節目に、代表作の『風神雷神』『共に生きる』などの大作から書き下ろしの新作までを一挙に展示。彼女の力強く生命力にあふれる作品の数々に、魅了されるだろう。