米田知子「氷晶」

  • アート
  1. 米田知子「氷晶」
    Photo: Copyright the artist, Courtesy of ShugoArts米田知子《氷晶 VIII》2023, gelatin silver print, image: 35.4x28.4cm, ed.15
  2. 米田知子 「氷晶」
    Photo: Copyright the artist, Courtesy of ShugoArts, Photo by Shigeo Muto米田知子個展「氷晶」シュウゴアーツ, 2024
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タイムアウトレビュー

六本木「complex665」内のアートギャラリー「シュウゴアーツ」で、写真家の米田知子による個展「氷晶」が開催。ロンドンを拠点に活動する米田は、20世紀のイデオロギーをテーマに、徹底した対象へのリサーチを重ね作品へと昇華させる作家だ。

本展では、2013年から10年間にわたり、フィンランドの凍てつく寒さの中で撮影された「氷晶」シリーズなどを展示。米田が自然界のはかなくも雄大な存在にフォーカスする。我々人間が、自然という制御できない大きな一体感の中にいる、小さな存在であることを示唆する作品群で構成されている。

自然現象は荘厳であり、存在し続ける生のエネルギーの本質の象徴だと述べる米田は、厳冬の凍てつく夜に自然が描く氷の模様を「予期なく現れる偶発的ドローイング」と表現する。また、展覧会最終日の2024年2月24日(土)17時からは、作家も在廊しクロージング・レセプション・パーティが行われる。一年で最も寒さが厳しいこの季節にふさわしい展示だろう。

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イベントのウェブサイト
shugoarts.com/news/69836
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