「月」をテーマに、下北沢駅周辺の施設と店舗が一体となる地域参加型の新感覚アートフェス 「ムーンアートナイト下北沢」が開催。秋の夜長にぴったりの幻想的な雰囲気の中で、街の魅力とアートの世界を同時に楽しめる。
会期中は、国内外のアート作品をはじめ、街に根ざした音楽・演劇・古着、スタンプラリー、コラボメニューなどを通じ、街に「シモキタ」らしい彩りを与える。
注目は、ヘッドホン・イヤホンを付けて夜の下北沢を歩く、音声とダンスのイマーシブシアター「猫町」。45歳で下北沢へ移住し、世田谷代田で晩年を過ごした詩人・萩原朔太郎の世界とリンクした物語や言葉を感じながら、現実と幻想の交わる街の姿を体験できる。
また、下北沢南口商店街振興組合による能公演、 月下の舞「融(とおる)」を同時開催。下北沢出身のシテ方観世流能楽師・北浪貴裕が出演し、世阿弥作の夢幻能の名作『融』の後半部分を上演する。能の幽玄な魅力が凝縮された作品を楽しんでほしい。
中秋の名月の夜にふと立ち止まり、街の魅力や芸術文化に出合おう。
※時間・料金はプログラムにより異なる