1. 時間的風景
    Ⓒ莫毅 画像提供:禅フォトギャラリー
  2. 時間的風景
    Ⓒ莫毅 画像提供:禅フォトギャラリー
  3. 時間的風景
    Ⓒ莫毅 画像提供:禅フォトギャラリー
  4. 時間的風景
    Ⓒ莫毅 画像提供:禅フォトギャラリー
  5. 時間的風景
    Ⓒ莫毅 画像提供:禅フォトギャラリー

時間的風景

  • アート
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タイムアウトレビュー

「禅フォトギャラリー」で、チベット生まれで中国江西省を拠点とし、1980年代以降の中国現代写真を代表する写真家の1人、莫毅モ・イー)の個展「時間的風景」が開催。都市生活における疎外感や抑圧を捉えた作品で知られる莫毅が、1995年に撮影した同名シリーズからモノクローム写真25点を展示する。撮影から30年を経て、今回が世界初公開となる。

1982年にチベットから天津へ移住した莫毅は、密集する団地の風景に衝撃を受けた。1995年以前の中国では深刻な住宅不足が続き、若者の多くは両親と狭い空間で肩を寄せ合って暮らしていたのだ。トイレは遠く離れた共同施設に限られ、朝には順番待ちの列ができるほどだった。

その後、天津では人々の大半が集合住宅へと住まいを移していく。暖房設備のない当時の集合住宅では、リビングやトイレ、キッチンを他人同士で共有する共同生活が一般的。今日の感覚からすれば決して豪華とはいえない住環境であるが、平屋での暮らしと比べれば、集合住宅への移行はまさに天地がくつがえるほどの変化であった。

外観が全く同じ建物が並ぶ団地の中では、同じ造りの玄関や窓の部屋が並ぶ。その中で莫毅は、三輪車やハニカム石炭、水がめなど、今では使い道がなくなったにもかかわらずなぜか捨てられなかった物たちに目を奪われた。

均一さを打ち破るようなそれらの物たちは、持ち主の過去を語りつつ、過ぎ去った時間の象徴として、また日常風景における時代の変化を映すものとして記録されている。

なお、2025年12月28日(日)〜2026年1月5日(月)は冬季休廊なので注意してほしい。

※12〜19時/休廊日は日・月曜・祝日/入場は無料

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