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「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」で、アートディレクターでありグラフィックデザイナーでもある田部井美奈の個展が開催。2018年から追究してきた実験作『光と図形』の最新作を、空間ごと体感できる形で披露するとともに、グラフィックワークの代表作品を紹介する。
田部井の手がけるブックデザインやパッケージには、凛(りん)とした品位の中に明るい優しさがあり、華美ではないにもかかわらず、人の目を引きつける魅力を持つ。目的に応えたデザインは、それぞれ個性的なたたずまいを持ちながらも、「タベイミナイズム」ともいえそうな円環でつながっているように感じられる。
田部井が、自分にしかできないビジュアル表現を模索する中で思い至ったのが、「写真」表現の持つ、予定調和ではない世界の魅力を取り入れること。自分の意志ではコントロールできない「光や影」という現象、その三次元の世界に出現する偶然性を、二次元の紙面上に落とし込んでいく、時間と根気のいる行為に没入した。
自身の想像を超えたイメージが出現した瞬間、田部井は自分でも驚くという。「タベイミナイズム」の神髄に迫る本展に足を運んでほしい。
※11〜19時/休館日は日曜・祝日/入場は無料
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