1. 「メタル」展
    榎忠 | 《RPM-1200》| 2006-2020年 | 鋼鉄 | サイズ可変 | 撮影:三嶋一路 | Courtesy of the artist and ANOMALY ©︎Chu Enoki
  2. 「メタル」展
    遠藤麻衣子 | 《識 》| 2025年| 映像作品からの静止画 ©Maiko Endo
  3. 「メタル」展
    遠藤麻衣子 | 《自在》 | 2024年 | 映像作品からの静止画 ©3 EYES FILMS, JST ERATO稲見自在化身体プロジェクト 
  4. 「メタル」展
    榎忠 |《ベロ耳 / End Tab》 | 2015年| 金属 | (17-21.5)×(10-13.7)×(2.3-7.2)、88個 | 高野山真言宗総本山金剛峯寺 奥殿 | 写真:阪田隆治 ©Chu Enoki
  5. 「メタル」展
    Élodie Lesourd | 《Walking Through the Land of Falsity (courtesy K.Smolenski) 》| 2016 | Acrylic on MDF| 165.8×102.7㎝ ©Élodie Lesourd

メタル展

  • アート
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タイムアウトレビュー

2025年秋に、エルメス財団は書籍『Savoir & Faire 金属』を出版する。本書は、自然素材を巡る職人技術や手わざの再考・継承・拡張を試みるプログラム「スキル・アカデミー」の一環だ。本書の刊行を記念し、「銀座メゾンエルメス ル フォーラム」では、金属の属性を考えるグループ展が開催される。

金、銀、鉄、鉛、真鍮(しんちゅう)。青銅器時代から文明とともに歩んできた金属は、原材料となる鉱物や加工技術の多様性といった特有の性質を持つ。文化的な側面として、鉱石から金属を取り出し加工する姿は、神話や魔術などの象徴でもある。また、赤い炎を操る勇姿やカンカンと響く工具の音は、現代人の記憶にまで畏敬とともに呼び起こされる。

中世の錬金術や近代の合理性、あるいは音がもたらす象徴性、闇と光、社会階層など、本展では音楽・映像・造形の側面から3人のアーティストたちが金属を読み解き、再考する。

メタル音楽を記号論的に解釈するエロディ・ルスール(Élodie Lesourd)。映画監督の遠藤麻衣子は、日本古来の朱と水銀を媒介に内的宇宙と外的象徴を創造し、榎忠は鉄球としての地球に人間活動を重ね合わせ、廃材を用いた作品を作る。

金属が歴史の中で作り上げてきた属性を多角的にアプローチする本展。見逃さないでほしい。

※11〜19時(入館は18時30分まで)/休館日は水曜/入場は無料

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