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虎ノ門の「アート クルーズ ギャラリー バイ ベイクルーズ(art cruise gallery by Baycrew's)」で、宇佐美雅浩の個展が開催。友人を被写体とした初期作から、最新作までを一堂に公開する。
本展でフォーカスする宇佐美の「Manda-la」シリーズは、各地の人々や、その人物にまつわる文化や背景を「曼荼羅(まんだら)」のように一枚の写真に収める試み。現地での綿密なリサーチと対話を重ね、その土地の歴史や社会を映し出す本作は、完成までに数年を要することもある。
25年以上続くこのシリーズは、まさに宇佐美のライフワークといえる作品群。一切の合成を行わない手法は、舞台芸術を思わせる緻密な構成と演出で、写真表現として高く評価されている。
最新作の『大林春美 東広島 2024』は、戦時下における東広島の住民が原爆被害者の救護に尽力した歴史や、地域を支えてきた酒造りの文化を織り込んだ作品。また、『早志百合子 広島 2014』は、広島へ何度も足を運び、地元の協力者500人以上とともに制作した満身の一作だ。そこには、戦争の記憶を未来へ伝えたいという強い思いが込められている。
戦後80年という節目の年。本展が過去と向き合い、これからの時代への問いを投げかけるだろう。
※11〜20時(開館は19時30分まで)/入場は無料
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