南池袋公園近くにあるアーティスティックなビル。外観からただならぬ雰囲気を醸し出しており、「一体ここは何なんだ」と興味を持つ人も多いだろう。この建築は、「日本のガウディ」と呼ばれる建築家・梵寿綱（ぼん・じゅこう）が手がけた「斐禮祈（ひらき）：賢者の石」という作品だ。
現在はオフィス利用のみだが、かつては住居としても利用されており、そのエントランス部分は今でも鑑賞することが可能。生命力がみなぎる神秘的な空間を、ぜひ体感してみてほしい。同ビル1階には立ち飲み居酒屋「たちのみや喜平」があるので、もう少しこの余韻に浸りたい人は帰りがけにサクッと乾杯するのもおすすめだ。
なお、エントランス部分での飲食は不可。そのほか、ゴミを捨てたり、喫煙したり、落書きをしたりなどといった迷惑行為はしないよう、作品に敬意を持って鑑賞しよう。