「Gallery & Restaurant 舞台裏」で、アーティストユニットの「キュンチョメ」による個展「あいまいな地球に花束を」が開催。人間中心主義を超えた「新しい愛のかたち」を探求し、想像力とユーモアに満ちた作品を発表し続けるキュンチョメが、東京初公開の映像作品などを展示する。
ホンマエリとナブチによって結成されたキュンチョメは、東日本大震災を契機に活動を開始。本展の作品では、地球に向けた長い時間軸のまなざしと、愛や平和への希求が通底する。不完全さや「あいまいさ」を祝福する視点から、世界との新たな関係を結び直す、詩的でユーモアに満ちた空間を創出していく。
映像作品『Ghost in the Sea』では、人の形をしたビニール片が海を漂い、分解されることなく魚の群れの中をさまよう。その光景は、まるで自然環境と人間の関係性を暗示しているようだ。
また、タイトル作『あいまいな地球に花束を』では、世界各地の人々が記憶だけを頼りに描いた、不正確な地図を提示。正しさで輪郭を定めるのではなく、不完全さをそのまま受け入れることで、二項対立をほどくための視点を示している。
地球に身を委ねる感覚や、誰かの中にある曖昧な世界像に思いを巡らせる時間、あるいは、人間の寿命よりもっと長く存在し続けるものに寄り添う時。会場で、この「あいまいな地球」に満ちる思いを感じてほしい。
※11〜20時/休廊日は月曜(祝日の場合は翌日)/入場は無料


