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「YUGEN Gallery」で、漫画家・しりあがり寿による展覧会が開催。会場の一部を大判の紙で覆い、そこに鬼や妖怪などを描くインスタレーションにより「カワイイ」地獄を出現させる。
代表作『真夜中の弥次さん喜多さん』や『地球防衛家のヒトビト』、「第15回 文化庁メディア芸術祭」の「マンガ部門」で優秀賞を受賞した『あの日からのマンガ』などで知られるしりあがり。40年以上の漫画業ほか映像、アートと多岐にわたる表現活動において、常に本質的なテーマに迫ってきた彼が今回取り組むのは「地獄」だ。
しりあがりは、日本が世界に誇るカルチャー「カワイイ」を、多くの社会課題を覆い隠すフィルターと捉える。課題解決を先送りにし、不安を抱えたまま「カワイイ」に安心や癒しを求める――その構図こそが一種の地獄だと考えた。
彼の作品は、見るからに恐ろしい地獄図ではなく、どこかゆるやかなあの世を描く。ほっこりした瞬間から一転、突如絶望に引きずり込まれる感覚こそ、しりあがりワールドの真骨頂だ。
本質を突く漫画の語り口と墨絵の「にじみ」や「余白」から生まれる世界観。これまでに見たことがない地獄を体験しよう。なお、2025年10月11日(土)には、気鋭の落語家・立川寸志による落語と、しりあがりとのトークショーも開催予定だ。
※13〜19時(土・日曜・祝日は20時まで、10月19日は17時まで)/入場は無料
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