「KOTARO NUKAGA 六本木」で、メキシコ人アーティストのステファン・ブルッゲマン(Stefan Brüggemann)による個展が開催。本展では、近作のドローイングシリーズを日本で初めて包括的に紹介する。
ブルッゲマンは、ネオン、ヴィニールレタリング、金箔(きんぱく)、スプレーペイントなど多様な素材を横断しながら、言語とイメージの関係性に着目。自ら「コンセプチュアル・ポップ」と呼ぶ手法を通じて、現代社会におけるテキストの過剰と意味の空洞化を可視化してきた。
本展では、ロンドン、イビサ、メキシコシティの3拠点のスタジオで制作されたドローイングを展示。白や色付きのA4用紙に、グラファイトやオイルスティック、油性マーカー、メタリックマーカーで描かれた作品群は、思考や衝動の痕跡を直接紙上に刻んだシリーズとして立ち上がる。
そこに表れているのは、ブルッゲマンの「書く/描く」身体の極限的な記録。作家はあえて手で書く行為へ立ち返り、人間の身体が言葉に与える重みや震え、温度を紙の上にとどめる。こうして一枚の紙に凝縮されたドローイングは、探究のプロセスそのものをダイレクトに映し出されるのだ。
※11時30分〜18時/休廊日は日・月曜・祝日、4月26日〜5月6日/入場は無料



