文化庁が実施する「新進芸術家海外研修制度」の研修成果を発表する展覧会が、国立新美術館で開催。
今年度で第23回目を迎える本展では、過去10年間に各国で研修経験を持った7人の新進作家に加え、アートシーンの最前線で活躍する竹村京、鬼頭健吾、彫刻家の袴田京太朗が参加。いまだ記憶に深い東日本大震災によって生じた空間や景観の余白、コロナ禍の自粛期間中における時間的余白を経た我々にとって、本当に大切なものは何かを考える。
長期にわたる閉塞(へいそく)状態のアートシーンに遭遇した芸術家たちが生み出した作品の数々を、オンライン上ではない、リアルな展示空間でじっくりと鑑賞してほしい。