アイルランドの首都ダブリンにある文化施設「チェスター・ビーティー」には、アメリカの鉱山事業で成功を収めたアルフレッド・チェスター・ビーティー卿(Chester Beatty、1875~1968年)が収集した美術コレクションが所蔵されている。1917年に来日したビーティー卿は日本美術にも深い関心を寄せ、とりわけ物語絵においてはヨーロッパ屈指のコレクションを築いた。
同コレクションは1988~89年に東京・神戸・名古屋で公開されたほか、狩野山雪の『長恨歌絵巻』などの重要作品は「在外日本古美術品保存修復協力事業」によって修復された。このように、日本とアイルランドは継続的な文化交流を行なってきた。
「東京国立博物館」で開催される本展「アイルランド チェスター・ビーティー・コレクション 絵巻と絵本のたからばこ」では、その中から厳選された日本の物語絵25件を紹介。名品を通じて、美術がつないできた日本とアイルランドの関係にも光を当てていく。
※9時30分~17時(金・土曜・翌月曜が祝日の場合の日曜・5月4・5日は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/料金は1,000円、学生500円、満70歳以上・高校生以下無料



