「上野の森美術館」で、美人画、役者絵、風景画などの各分野で、浮世絵の頂点を極めた5人の絵師を紹介する展覧会が開催。「浮世絵5大スター」である喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳の代表作を中心に、約140点が一堂に会する。
歌麿は、女性の理想像を追求しながら色香を見事に表現し、写楽は役者の演技の一瞬を劇的に捉えた役者絵で人気を博した。
また、『冨嶽三十六景』をはじめ、風景・花鳥・人物と森羅万象を描き続けた北斎。そして、広重は江戸後期の浮世絵に新風を吹き込んだ風景画を描き、国芳は豊かな発想力と斬新なデザインで武者絵の世界を切り抜いた。
江戸時代を彩った彼らの豪華な競演。じっくりと堪能してほしい。
※10〜17時(入館は16時30分まで)/料金は前売り1,800円、学生1,300円、小・中学生600円/当日2,000円、学生1,500円、小・中学生800円、未就学児無料