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「浅草寺」の支院である「待乳山本龍院(まつちやまほんりゅいん)」は、標高約10メートルの小高い丘=「待乳山」に建っている。595(推古天皇3)年9月、一夜のうちに出現した山で、その時金龍が舞い降り山を回って守護したという伝説を持つ。平坦な浅草の地で高台に立つ唯一の寺だ。かつては間近の隅田川を一望できる景勝地として親しまれた。
本尊は、聖天(しょうでん)。正確には十一面観音菩薩の化身とされる大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)である。境内各所に、財福の功徳を表わす巾着(きんちゃく)と「身体健全」「夫婦和合」の功徳を示すダイコンの印が見られる。
殊にダイコンは、同寺院の供養に欠かせないアイテムだ。参拝の折、麓の楽堂で分けられるダイコンを1本丸ごと本堂に供える風習が今も続き、前日に供えたダイコンは本堂の脇で無料配布している。寺の話では毎日500〜1000本ほど奉納され、配布するダイコンも残らないそうだ。
また、年配の参拝者に考慮して、駐車場と本堂をつなぐ無料の小型スロープカーも設置(無料)。高低差といいダイコンの供物といい、浅草で異彩を放つ名刹といえる。猿若町を訪れる際にはぜひ参拝したい。
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