アメリカ、カナダ、ウェールズ出身の3人組が運営するブルワリー。2015年4月のオープン以来、次第にその名が知られてきている。今では、東京の流行りのレストランやビールバーでも京都醸造のビールを見かけるようになった。主にアメリカやベルギーの昔ながらの醸造方法で、現在のトレンドとは一線を画す地ビール製作を目指している。料理文化の豊かさや、伝統とモダンが融合する京都の姿から、ここを拠点に選んだという。 訪れるなら、ビール工場併設のバーが公開される週末がおすすめだ。ブルワリーは、京都駅からタクシーで10分かかる住宅街にあるにも関わらず、海外からの観光客も訪れる。これは、醸造所の効率的なブランド戦略にもよる。「京都 醸造所(Kyoto brewery)」とタイプしてGoogle検索すると、一番上に表示される仕掛けだ。オンラインマーケティングの妙だ。
目まぐるしい種類の寺院や宝物が存在し、一年を通じ観光客を惹(ひ)きつける古都京都。日本一の観光都市であるということは、紛れもない事実だ。 一方で、旅行客による混雑や、中心部の交通渋滞なども有名で、初めて訪れる人は、主要観光スポット以外を訪れる余裕があまりないことも多い。人とは違う京都旅をしてみたいという人に、タイムアウト東京が選ぶシークレットスポットを紹介しよう。