坂本夏子 個展「迷いの尺度 ― シグナルたちの星屑に輪郭をさがして」

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  1. 個展「迷いの尺度 ― シグナルたちの星屑に輪郭をさがして」
    Signals, mapping 2019、H194xW130.3cm、キャンバスに油彩
  2. 個展「迷いの尺度 ― シグナルたちの星屑に輪郭をさがして」
    Signals, mapping 2019、H194xW130.3cm、キャンバスに油彩
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タイムアウトレビュー

多数の個展に参加し、活躍の場を広めている坂本夏子の個展が品川で開催。坂本は、一度描いたところには戻らず、自動生成される細胞のように完成形をつなげていく手法で、平面に4次元的な歪んだ空間を生み出す。今回の個展のために制作されたトリプティックの最新作「Signals」では、宇宙空間あるいはネット空間を思わせる無限の空間のように広がる背景に置かれた座標を始点に、チカチカと明滅するような絵の具の点とグリッドが集積し、複数のシナプスのようなかたちを形成しながら、あらゆる方向に線が巡り連関する。無に内在する世界を外在化させていく、不思議な感覚に身を任せよう。

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