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今日しかできないこと
タイムアウト東京が注目する今日開催の展覧会やギグ、パーティーなどを紹介
梅田哲也 イン 別府
毎年、国際的に活躍する1組のアーティストを別府に迎え、地域性を生かしたアートプロジェクトを実現する個展形式の芸術祭『in BEPPU』。2016年は目、2017年は西野達、2018年はアニッシュ・カプーア、2019年は関口光太郎を招き開催してきた。 5回目となる今年は、音楽や美術、舞台芸術など、さまざまな分野を横断しながら活躍している梅田哲也を招聘(しょうへい)。『梅田哲也 イン 別府』として、別府市内の各所を舞台に開催する。 『梅田哲也 イン 別府』で楽しめるのは「O滞」という作品。地図とラジオ(音声)を手掛かりに、市内の数カ所を回遊する体験型の作品で、別府ならではの空間だけでなく、普段は人が立ち入らないような場所も会場になるのだそうだ。また、同会場を舞台にした映画作品『O滞』も、別府ブルーバード会館3階のフレックスホールで公開されるので、ぜひ併せてチェックしてほしい(上映時間は日によって異なる。詳細は公式ウェブサイトをチェック)。 参加費用は無料。完全予約制のため、訪ねる際は事前に公式ウェブサイトの予約フォームか電話で予約をしておこう(地図とラジオを受け取る受付場所は予約後に知らされる)。 また期間中は、作品の断片や関連イベントのオンライン配信も実施される。決して無理はせず、現地に行けない人はぜひ自宅で楽しんでほしい。
アドベンチャーウォーク
埼玉県飯能市のムーミンバレーパークに、冬季限定のナイトアトラクションが新登場。 宮沢湖の外周を舞台とした大規模な光の演出と、自身のスマートフォンにダウンロードする新感覚の音響体験アプリLocatone™を組み合わせ、場所や身体の動きと連動して耳元から流れるストーリーを聞きながら全長約1.8キロの湖畔の道を進むこのアトラクションは、まるで冬の森の中をムーミンと一緒に冒険しているかのような気分が味わえる。 アプリが利用できない人も、美しい夜の森やイルミネーションなど、目の前に広がる情景だけで十分に楽しめそうだ。
神々の集う国「出雲」体験フェスタ〜日本博 in 出雲〜
神々の集う国「出雲」を体験できるイベントとして、出雲神楽の野外公演などの催しを予定していた『神々の集う国「出雲」体験フェスタ〜日本博 in 出雲〜』。残念ながら新型コロナウイルスの影響でほとんどのイベントが中止となってしまったが、2020年11月16日(月)からは、「ストリートミュージアム®」というアプリケーションを使用したVR/AR体験が出雲大社、古代出雲歴史博物館を舞台にスタートする。 これは、アプリケーション(日本語、英語、中国語、フランス語に対応)を通して、今は見ることのできない景色を楽しめるというもの。例えば、出雲大社の東神苑でスマートフォンをかざすと、AR(拡張現実)で高さ約48メートルと伝えられる古代出雲大社高層神殿が出現。同じく出雲大社の西神苑では、VR(仮想現実)で夕暮れの高層神殿や、高層神殿の上から眺める夕日といった風景を楽しむことができる。 VRスポットは、出雲大社近くの古代出雲歴史博物館の風土記の庭にもあり、ここでは現代の風景に溶け込んだ高層神殿と、上空から眺める高層神殿と古代の風景を眺めることも。アプリケーションの地図上には、出雲大社周辺の観光スポットも掲載されているので、併せて街歩きを楽しむのもいいだろう。
New Ocean: thaw
アメリカ人アーティスト、ダグ・エイケンの没入型インスタレーションを紹介する展覧会が、エスパス ルイ・ヴィトン東京で開催。 本展では、これまで未公開のフォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵作品である、視覚的知覚の境界を超えた、逆説的に抽象的なエイケンのインスタレーションを展示。19世紀のパノラマで表現されたようなアラスカの自然の広大さを表現した作品を通じて、気候変動や大災害、氷河融解について考察する。 迫力満点の作品に圧倒されること間違いなし。写真や彫刻から映画、サウンドまで多岐にわたる作品を生み出す彼の感性にも注目したい。
さがみ湖イルミリオン
総数600万球を誇る関東最大級のイルミネーションイベントが、神奈川県相模原市にある、さがみ湖リゾート プレジャーフォレストで12回目の開催を迎える。 今年の見どころは、人気ゲーム「ポケットモンスター」の世界観を再現した新エリア『ポケモンイルミネーション』。光の森の中で暮らすピカチュウや、たき火で暖を取りながら眠るヒトカゲ、カレーを囲んでキャンプを楽しむポケモンたちなど、多くのフォトスポットが設けられる。 さらに、眼下に広がるイルミネーションの上を250メートルにわたって空中散歩する『虹のリフト』や、幻想的な『チューリップの小道』など、起伏に富んだアウトドアリゾートならではの空と地上、両方から眺めるイルミネーションは、ほかにない体験となるだろう。
DOMANI・明日展 2021 スペースが生まれる 文化庁新進芸術家海外研修制度の作家たち
文化庁が実施する「新進芸術家海外研修制度」の研修成果を発表する展覧会が、国立新美術館で開催。 今年度で第23回目を迎える本展では、過去10年間に各国で研修経験を持った7人の新進作家に加え、アートシーンの最前線で活躍する竹村京、鬼頭健吾、彫刻家の袴田京太朗が参加。いまだ記憶に深い東日本大震災によって生じた空間や景観の余白、コロナ禍の自粛期間中における時間的余白を経た我々にとって、本当に大切なものは何かを考える。 長期にわたる閉塞(へいそく)状態のアートシーンに遭遇した芸術家たちが生み出した作品の数々を、オンライン上ではない、リアルな展示空間でじっくりと鑑賞してほしい。
よみうりランド ジュエルミネーション
世界で活躍する照明デザイナー石井幹子プロデュースによる、よみうりランド内を宝石色に彩る期間限定のイルミネーションイベントが開催。今年は650万球の電球を使用し、誕生石をイメージした12のエリアが新登場する。 注目は、12月の誕生石である『タンザナイト・エリア』の波プールで17時から15分間隔で行われる、大迫力の噴水ショー。青から青紫、赤紫へと幻想的に変化する。圧倒的スケールの宝石イルミネーションを眺めにいこう。
Rethinking Anonymous Design - 名前が消えるとき 展
日常の量産品における匿名性や、作り人を知らないという意味である「アノニマス デザイン」。年代、作者名、メーカー名などは記載せず、20世紀の有名無名のモノを並列に配置し、「アノニマス デザイン」を再考する展覧会が開催する。 本展覧会で展示されるのは、福岡のインテリアデザイナー、永井敬二のコレクション約100点。声高な主張を控えた、てらいのない表情と形が与えられたモノが並ぶ。 情報や名前を消した状態で、モノの機能と形を平等の眼で見るとき、モノの認識はどのように変化するだろうか。デザインの本質について、考えてみては。
対峙する目
岡本太郎の絵画に必ず描かれている「目」に焦点を当てた展覧会が開催。洋画家としてキャリアをスタートさせたものの、一般的な西洋画題を描かず、抽象的な作品を多く生み出した岡本。その作品に出てくる目の多くは対峙しており、にらみ合い、笑い合っている。 本展では、複数の目が生命力をたぎらせ、群れを成して鑑賞者をにらみ付けてくるかのような作品を集めて展示。岡本が表現しようとしたものを、ぜひ自分の目で受け取ってほしい。
ざんねんないきもの展2
2017年に大反響を呼んだ『ざんねんないきもの展』の2回目が、サンシャイン水族館で開催。 本展は期間を分けた二部構成になり、2021年3月16日(火)までの第1弾では、2020年5月に発売された最新作『さらにざんねんないきもの事典』を含むシリーズ5冊から、約20種の生物を抜粋。背中に何かがないと落ち着かない、甲羅や脚に海藻のくずを背負うモクズショイ、川を遡上(そじょう)中の日焼けが原因で体が黒くなるウナギなど、どこか残念に感じてしまう生き物たちが登場する。 2021年3月20日(土・祝)から始まる第2弾では、上記の内容に続き「ざんねんな名前」が新コーナーとして公開。そのほか、カメムシのにおいが体験できるコーナーや、ハリセンボンの針は本当に千本なのかを実証した標本などを見ることができる。週末は親子そろって訪れてもらいたい。
New Ocean: thaw
アメリカ人アーティスト、ダグ・エイケンの没入型インスタレーションを紹介する展覧会が、エスパス ルイ・ヴィトン東京で開催。 本展では、これまで未公開のフォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵作品である、視覚的知覚の境界を超えた、逆説的に抽象的なエイケンのインスタレーションを展示。19世紀のパノラマで表現されたようなアラスカの自然の広大さを表現した作品を通じて、気候変動や大災害、氷河融解について考察する。 迫力満点の作品に圧倒されること間違いなし。写真や彫刻から映画、サウンドまで多岐にわたる作品を生み出す彼の感性にも注目したい。