パブリックキャット 第34回

酒屋の看板猫:みーちゃん(15歳)東京、浜田山の伊勢屋商店にて
作成者: Shiori Kotaki |
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テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima

浜田山駅から徒歩2分ほどの、京王井の頭線の線路沿いに店を構える酒屋、伊勢屋商店。同店は、この場所で約60年もの間店を営んでいる老舗だ。子どもたちが描いた絵や写真などが飾られた店内には、日本酒からワイン、ウイスキー、手作りの甘酒など、厳選された酒が所狭しと並んでいる。今回紹介するのは、そんな温かみのある酒屋で仕事に励むみーちゃん(15歳)だ。

名前:みーちゃん(♀)
チャームポイント:背中の模様
性格:機嫌が良いときは呼びかけると返事をする。強運の持ち主
好きなもの:新聞

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チャームポイントの背中の模様

みーちゃんが店にやってきたのは、まだ掌に乗ってしまうくらいに小さかったころ。子猫数匹で駅前にいたところを保護された。ここまではよくある話だが、みーちゃんがやって来た経緯には、ちょっとした裏話がある。実は、店主の妻は黒色の子猫を保護しようと思い、餌を使って呼んでいたのだという。しかし、餌につられてやって来たのは白色のみーちゃん。黒猫を目当てに来ていたのだから、黒猫が欲しいという想いを突き通されてしまってもおかしくない話ではあったのだが、「黒猫じゃないけどいいや!」と妻の気が変わったことにより、すんなりと迎え入れてもらえたのだ。そんなことを知ってか知らずか約15年間、みーちゃんは伊勢屋商店の看板猫として立派に働いている。

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機嫌が良いときは、呼びかけると返事をするのだとか。店では店長と呼ばれている

みーちゃんは店主の妻のことが大好き。どこに行くにもついて行くようで、出勤も休憩も、すべて一緒なのだそうだ。また、なぜか新聞紙も大好きで、新聞の上に寝転がってこの表情。新聞を読む側としては、なかなか読ませてくれなくて大変だと言うが、こんな顔をされては愛さずにはいられない。

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新聞紙の上で気持ち良さそうな顔をするみーちゃん。まさに癒しである

ぎっしりと並べられた酒について、何かセレクトする基準はあるのかと店主に尋ねてみると「焼酎以外、店に並べるものは海外であっても実際に生産者に会いに行って、顔を見て決めている」、「酒作りに使う米を吟味しているか、畑に農薬をまいていないかなどの食の安全は大切にしている」と教えてくれた。そしてみーちゃんはというと、そんな酒の間を得意げに歩き回っている。誠意、情熱、そして愛嬌(あいきょう)……。多くの人から信頼され、愛されている理由に納得だ。

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店内を自由に歩き回るみーちゃん

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みーちゃん、突然の一時停止。どうやら何かを発見した模様......

のんびりとした街に、昔ながらの雰囲気がどこか落ち着く伊勢屋商店。キンキンに冷えた酒が美味しいこの季節、みーちゃんに店を案内してもらいながら、お気に入りの一本を見つけてみるのも良いだろう。

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名前:みーちゃん(♀)
勤務先:伊勢屋商店
看板猫になるまでの経緯:店主の妻が別の猫に向けて差し出した餌につられてやって来た。そんなことを知ってか知らずか、もう15年もの間、同店の看板猫として活躍している

—ある1日のスケジュール—
10時ごろ 出勤
12時ごろ 店主の妻が掃除をするため2階へ上がると、一緒に2階へ

パブリックキャットシリーズ
ショッピング

伊勢屋商店

icon-location-pin 高井戸

浜田山駅近くに店を構える酒屋。約60年もの間この場所で店を営む老舗だ。子どもたちが描いた絵や写真などが飾られた温かみのある店内には、日本酒からワイン、ウイスキー、手作りの甘酒など、厳選された酒が所狭しと並んでいる。ぎっしりと並べられた酒について、何かセレクトする基準はあるのかと店主に尋ねてみると「焼酎以外、ここに並べるものは海外であっても実際に生産者に会いに行って、顔を見て決めている」、「酒作りに使う米を吟味しているか、畑に農薬をまいていないかなどの食の安全は大切にしている」とのこと。自分用の酒を購入するのはもちろん、酒好きな人へのギフトを選ぶ際にも利用したい。

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