オロノ
Photo: Chito | 野口オロノ
Photo: Chito

SUPERORGANISM・オロノが語る東京での完璧な一日の過ごし方とは

タイムアウト東京マガジン2025年夏・秋号の表紙を務めた若きアーティストの素顔

Ili Saarinen
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2025年6月30日にリリースされたタイムアウト東京マガジン2025年夏・秋号「24-hour city」では、東京を遊び尽くす究極の24時間ガイドを紹介している。もちろん、東京で時間を忘れて過ごすには、綿密なプランと体力が必要だろう。

それならと、野口オロノ(以下、オロノ)にとっておきの過ごし方を聞いてみた。オロノは、埼玉の田舎からアメリカ・メイン州の小さな町、そしてロンドンを経て、18歳になる前にバンド・SUPERORGANISMのリードボーカルとしてインディーポップシーンの頂点に立った新世代のスターの一人だ。

最近はマルチメディアアーティストとして、ニューアルバム2枚のリリースに向けて準備を進めたり、絵画を通じて独特な視覚言語を発展させたり、TBSラジオでレギュラー番組を持ったりと、相変わらずエネルギッシュに活動している。

そんなオロノに、タイムアウト東京英語版編集部がインタビューした。

オロノ
Art direction: Steve Nakamura | Photo: Chito | Styling: Sumire Hayakawaタイムアウト東京マガジン2025年夏・秋号「24-hour city」表紙

ー夜の好きな過ごし方を教えてください。

カラオケのオールナイトです。特に中野の「まねきねこ」。安いし、食べ物も飲み物も持ち込めるんですよ。カラオケの食べ物にお金を払うのは絶対嫌なんです。

あと、まだやったことはないのですが、浅草から隅田川の船に乗ってみたいですね。前に友達とお台場のビーチに座って船を見ながら「楽しそうだね、もうちょっとお金に余裕ができたら乗ってみよう」って話してました。

ーアメリカやロンドンと比べて、東京での生活はどうですか?

家に帰ってくるのが好きです。良くも悪くも日本はいつも変わらないじゃないですか。生まれてからこれまで、本当に変わっていないなと思うのですが、それが心底安心できるんです。

アメリカの友達とやりとりしていて「日本はどう?」と聞かれると、「相変わらずよ、のんびりしてる」って答えています。日本のいいところというと、やっぱり一番は食事ですね。食べ物と友達と家族かな。

ー東京のナイトライフで改善すべきだと思うことはありますか?

もっと飲酒を控えた方がいいのではないでしょうか。みんな飲み過ぎですよね。アルコール以外に、ドラッグがないことが関係しているのかもしれませんが(笑)。

路上で人が倒れてるのは見たくないですし。もっと責任感を持って、もう少し酒量を減らした方がいいと思います。

オロノ
Photo: Chito

ー新たな2つのバンドについて詳細を聞かせてください。

ミッチ・マルシコ(Mitch Marsico)とのデュオ・cheese touchでは、私たちを含めてみんなお金がないので、フリーライブをたくさんやっています。8月にリリース予定のアルバムを仕上げているところです。

もう一つのバンドはNose Noise。父の友達と一緒に始めました。インディーレーベルを立ち上げるから、その第1弾アルバムを作ってほしいと父に頼まれたんですよ。そのアルバムは、8月の初めにリリース予定です。

ー絵画も描いてるんですよね?

そうですね。伊勢丹とコラボレーションして、Tシャツを100枚くらい手描きして。一枚一枚にそんなに時間をかけられないから、シャツを見て最初に思い浮かんだものをバイブスで描いています。

ータイムアウト東京マガジンの最新号では、東京で24時間楽しめるお気に入りのことを紹介しています。オロノさんの東京での完璧な一日の過ごし方を教えてください。

私の完璧な一日は、セラピーセッションから始まります。その後、千駄ヶ谷の「東京体育館」へ行って2時間ワークアウト。30分間ランニングマシンで思い切り走って、30分泳ぐという一連のルーティンがあります。それから、友達と食事してから一緒にカラオケに行って、どこかへ遊びに行ったり、公園で一緒に飲んだりするのが好きですね。

タイムアウト東京マガジンでは、オロノへのQ&Aを皮切りに、東京を遊び尽くす究極の24時間ガイドを収録している。オロノの考える「完璧な一日」とともに、タイムアウト東京マガジンの最新号をチェックして、さまざまな東京の過ごし方を楽しんでほしい。

タイムアウト東京マガジン最新号をチェックしよう

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