1. Osaka Convention & Tourism Bureau
    Photo: Osaka Convention & Tourism Bureau
  2. W Osaka
    Photo: Miyuki KanekoW Osaka
  3. Private Night Cruise
    Photo: Private Night Cruise
  4. Private Night Cruise
    Photo: Private Night Cruise
  5. Hotel It Osaka Shinmachi
    Photo: Hotel It Osaka Shinmachi
  6. Matsusaka beef Tour
    Photo: Matsusaka beef Tour
  7. Amami Onsen
    Photo: Amami Onsen

大阪、LGBTQ+フレンドリーなホテル&ツアー5選

ナイトリバークルーズや話題のホテルなど、大阪のクィアな一面を体験

Written by Time Out. Paid for by Osaka Convention & Tourism Bureau
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性的マイノリティーを取り巻く環境を改善し、全ての人が平等であることが当たり前の未来にしようと世界が動いている今、多くの都市がLGBTQ+の人々に配慮した環境づくりを行い、訪れる旅行者にとってより魅力的な街になろうと最善の方法を模索している。西日本最大の街で、8つの⾃治体が同性パートナーシップ制度を実施している大阪もその一つだ。

特に、2018年にLGBTQ+ツーリズムの普及に取り組む旅行業団体International LGBTQ+ Travel Association (IGLTA)に加盟した大阪観光局は、アフターコロナや『2025年日本国際博覧会』の開催を見据え、LGBTQ+ツーリズムへの取り組みを積極的に実施。

例えば、2021年7月にスタートさせた『OPEN ARMS PROJECT』では、地域の観光関連事業者やLGBTQ+ツーリズムのプロフェショナルとタッグを組み、大阪ならではの新しい観光体験プログラムを開発し世界に発信するほか、LGBTQ+の理解を深めるワークショップ研修などにも力を入れている。

大阪観光局理事長の溝畑宏は「LGBTQ+への取り組みや受け⼊れは、世界の各都市では⾮常にスタンダードなことであり、 特に国際観光都市においては⼤変重要なもの。大阪が世界で一番LGBTQ+フレンドリーな都市になれるよう目指していきます」とコメントを寄せているが、今まさに大阪は、新しい多様性を体現した都市になろうと進化を続けているのだ。

ここでは、大阪観光局の思いに賛同している事業や施設のなかから、「体験」と「滞在」の2つの視点でピックアップした5つのヴェニューを紹介する。

体験

水の都、大阪で非日常を味わいたければ、このナイトクルーズへ。ワインとつまみが提供され、ホテルまで迎えに来てくれる専属のガイドも付いたリッチな水上旅行に出かければ、誰もがセレブ気分に浸れるだろう。

希望があれば、ガイドが大阪の歴史や文化についての話もしてくれるので(英語での対応も可能)、活気あふれるウォーターフロントを巡りながら街の情報を知ることができるのもうれしい。所要時間は2時間ほどで、船は10人までが乗船可能。乗船料は、1人の場合12万5,000円、10人の場合25万円といった形で異なり、乗船する人数が増えるほど1人当たりの料金がリーズナブルになる。

せっかくの旅行ならば、ディナーも贅沢に味わおう。3時間ほどの『松阪牛ディナー』(1人3万6,250円〜)は、松阪牛焼肉M 難波店での食事とディープなゲイバーでのナイトライフを楽しむことができるツアーだ。

まずは、松阪牛焼肉Mで腹ごしらえ。枝肉を一頭買いしている同店では希少部位の提供もあるので、ここではさまざまな部位の味比べをしてみよう。食後は、担当ガイドが大阪に100店舗以上あるバーの中から参加者の個性や雰囲気に合わせて選んでくれたゲイバーで乾杯を。10人座れば満席になってしまうようなコンパクトな店が多いが、英語も堪能なガイドも同行するので、バーに不慣れな人も安心して参加してみてほしい。

ホテル

2021年3月、大阪に日本初上陸を果たしたWホテル。大阪市の中心部を南北に結ぶ御堂筋沿いにあり、道頓堀も目と鼻の先。まさににぎわいの中心に滞在することができる。

デザイン監修を務めたのは安藤忠雄。外観は黒を基調としたスタイリッシュさが印象的だが、内装には大阪という街のダイナミズムや多様性を象徴するような鮮やかなカラーを採用している。ピンクのネオンが出迎えるエントランスや、きらびやかなリビングルームなど、Wらしい華やかさも健在だ。また、館内には広々としたプールもあり(別途料金)、建物に入った瞬間から出発日のチェックアウト後まで、存分に贅沢な時間を過ごせるだろう。

台湾にあるW taipeiは、『Taiwan LGBT Pride』のアフターパーティーをラウンジで行っていたりとLGBTQ+フレンドリーなホテルとしても知られているが、W大阪では、毎年6月のプライド月間にソーシャルハブのリビングルームでカクテルを無料提供する企画を実施。今後のさらなる動きにも注目したい一軒だ。パッケージ料金は1人当たり2万9,095円から(1室2人で利用する場合)。

2019年4月オープン、「時代を紡ぐ」をコンセプトにしたホテル イット オオサカ シンマチ(hotel it. osaka shinmachi)。スタイリッシュな宿泊先を求める若い世代を引きつけようと多くのホテルが工夫を凝らしているが、同ホテルはさらにその先を行き、さまざまなポップアップやイベントで滞在中のビジターを楽しませている。

部屋は、ミニマムながらどこを切り取っても愛らしいデザインだ。また、『希少価値のあるなにわ黒牛ステーキディナーのインルームダイニング&ステイ』『薪窯チキン料理のインルームダイニング&おこもりステイ』を予約した人限定でレインボーデザインのワンカップ大関『ワンカップレインボー』も部屋に用意される(なくなり次第終了)。

良質なサウンドシステムを備えたリビングルームではDJイベントなども開催されており、単に滞在するだけではなく、居合わせた人との交流を持てるのも魅力。パッケージ料金は1人当たり1万1,500円からとなっている。

「大阪に泊まる」となると、つい中心地で宿を探しがちだが、時には風情あふれる旅館をチョイスしてみるのもいい。1万平方メートルの日本庭園に囲まれたあまみ温泉 南天苑は、大阪の中心地から少し離れた場所にあり、日常から離れてのんびりとできる宿だ。

登録有形文化財にも指定されている本館は、東京駅を設計した建築家、辰野金吾の設計。天然温泉は24時間入浴可能で、夕食には季節を感じられる会席料理(ヴィーガンやベジタリアン対応も可能)が楽しめる。パッケージ料金は1人当たり1万7,600円からで、サービスとしてレインボーパッケージのワンカップ大関『ワンカップレインボー』が人数分用意されている。

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