日本最大級のクリスマスマーケットが明治神宮外苑で初開催。9回目を迎える今年は、飲食店25店舗、雑貨店30店舗が出店し、グリューワインやドイツビール、欧風料理のほか、スイーツやエルツ地方・ザイフェン村の工房で作られた本格的なクリスマス雑貨などが楽しめる。 目玉となる高さ14メートルを誇るクリスマスピラミッドは今年ももちろん健在。クリスマスツリーの原型ともいわれており、世界最古のクリスマスマーケットが開催されたドイツ・ドレスデンの会場と、同会場の2カ所のみで設置される。 飲食エリアではソーセージやプレッツェル、ビーフシチューなど体が温まるメニューを提供。また、日本が誇るパティシエの辻口博啓、鎧塚俊彦シェフ、土屋公二のブースが登場。どんなスイーツが味わえるのか、今から待ち遠しい。 雑貨エリアには、テディベアのトップブランド「シュタイフ(Steiff)」が出店する。クリスマス限定のオリジナルをはじめ、大人から子どもまで愛されているテディベアが店頭に並ぶ。楽団によるライブ演奏などもあり、まるでヨーロッパにいるようなクリスマスマーケットが体感できる。本場さながらのクリスマスを楽しんでみては。

2023年11月にしかできないこと
食・アート・音楽など、11月開催のイベントを紹介
本場ドイツのシュトゥットガルトのクリスマスマーケットを再現したイベントが、「六本木ヒルズ」で開催。クリスマス気分を盛り上げるオーナメントやリースをはじめ、ドイツのクリスマス用品専門店による雑貨が約1500アイテムが揃うほか、ボリューム満点のドイツ料理の店など、合計10軒が並ぶ。 11月28日(火)からは「毛利庭園イルミネーション」もスタート。毛利庭園が艶めきのあるシャンパンゴールドのイルミネーションで彩られる。さらに、JRA日本中央競馬会とのコラボレーションによるクリスマスツリーや、馬の音楽隊が奏でるミニコンサートを開催するなど、開業20年を迎えた六本木ヒルズのホリデーシーズンを盛り上げるコンテンツがめじろ押しだ。 海抜250メートルに位置する「東京シティビュー」からは、幻想的な夜景や眼下に瞬く「けやき坂イルミネーション」を天空から鑑賞できる。ここでしか味わえない体験を満喫しつつ、スペシャルなクリスマスを過ごしてみては。
2023年に過去最大規模となる「横浜赤レンガ倉庫」のクリスマスマーケット。まるで本場ドイツにいるような気分を味わえる飲食ブースや物販、キッチンカーを含めた約64店舗が集結する。会場内はヒュッテ(木の小屋)が軒を連ね、ドイツ料理やクリスマス雑貨など、ホリデーシーズンに気分が高まるヨーロッパのアイテムがずらりと並ぶ。 メイン会場には、時間によって色が変わる高さ約10メートルのクリスマスツリーのイルミネーションを展開。約50メートルの長さを誇るイルミネーションルーフも4年ぶりに復活し、イベント初の個室スペースを貸し切って利用できる「プレミアムラウンジ」も登場するので必見だ。 2022年に新設された「イルミネーションガーデン」は、今年から入場無料に。動物たちのイルミネーションオブジェを各所に設置したエリア内では、まるで森の中でクリスマスを過ごしているかのような雰囲気が味わえるはずだ。
毎年恒例の「日比谷マジックタイムイルミネーション」が5回目を迎え、「東京ミッドタウン日比谷」で開催される。今年は、夜空に瞬く星をイメージした3つのエリアが美しい光に包まれる。 日比谷仲通りが、色とりどりのイルミネーションで彩られる。また、日比谷ステップ広場では、きらびやかなイルミネーションで飾られたクリスマスツリー(2023年12月25日まで展示)や、音楽に合わせて点灯するイルミネーションが楽しめる。天の川に見立てた白いイルミネーションがきらめく、6階のパークビューガーデンも見逃せない。
全長約1.2キロもある丸の内仲通りは、東京を代表するイルミネーションスポットの一つ。今年は約360本の街路樹が、約120万個のシャンパン色のLED電球でライトアップされる。また、新丸の内ビルディングにあるリニューアルしたばかりの「丸の内ハウス」では、テラス席が期間限定でライトアップされる。テラスには屋外ヒーターを完備、暖を取りながら快適に過ごせる。 皇居と東京駅の間にある行幸通りでは、2023年11月28日(火)から12月25日(月)まで、クリスマスを祝うイルミネーションが点灯される。
都内有数の紅葉の名所で、美しい日本庭園がライトアップされる夜限定のイベントが開催。光に照らされた紅葉が水面に映し出される様子など、日中とは異なる幻想的な風景を楽しむことができる。 土蔵壁面へのプロジェクション投影「土蔵ジェクション」も行われ、現代のテクノロジーが生み出す庭園の新たな魅力に触れるいい機会だ。園内の各所にフォトジェニックな撮影スポットが設置されるほか、もみじ茶屋や抹茶茶屋も夜まで営業し、軽飲食や抹茶と和菓子のセット、六義園オリジナル商品などを販売。 普段は味わえない、夜のあでやかな庭園を満喫してみては。 夜間特別観賞券は事前にオンラインからの購入が必要なので、公式ウェブサイトを確認しよう。
「東京スカイツリータウン®」では、2022年に3年ぶりに復活し、好評だった「クリスマスマーケット®」を2023年も4階「スカイアリーナ」で開催する。 雪景色のクリスマスマーケットを再現した雪装飾の中、本場ドイツから輸入したサンタやトナカイのモニュメントを施した豪華なデコレーションのヒュッテ(木の小屋)が、クリスマス気分を盛り上げてくれる。 ドイツ最古のドレスデンのクリスマスマーケットの「シュトーレン祭り」をイメージし、初日には会場に全長約2メートルの「巨大シュトーレン」が登場する。さらにサンタクロースが現れ、巨大ナイフでシュトーレンをカッティング。切り分けられたシュトーレンは、当日販売も行うのでぜひ実際に会場へ足を運んでみよう。 さらに、会場には「ソラカラちゃん」をはじめとした4メートルのオブジェ「twinkle three stars」も新たに設置される予定だ。シャンパンゴールドを基調とした豪華なイルミネーションや特別ライティングを眺めながら、ホットワインやビール、スイーツなどを満喫しよう。
2023年10月、「ギャラリーアートハウス」が銀座にオープンする。初展示企画は「春画」だ。同館は老舗劇場「シネスイッチ銀座」が立ち上げたギャラリーで、春画をモチーフにした2本の映画「春画先生」と「春の画 SHUNGA」の公開を記念して開催。おおらかな時代の空気感と、洒脱(しゃだつ)さやユーモアを兼ね備えた人気絵師たちの作品をたっぷり楽しめる貴重な機会となる。 監修は、東洋古美術の専門美術商「浦上蒼穹堂」の代表で、2013年に「ロンドン大英博物館」で行われた「春画展」のスポンサーを務めた浦上満。本展では、葛飾北斎の春画本「喜能会之故真通(きのえのこまつ)」をはじめ、喜多川歌麿、勝川春潮、歌川国芳、歌川国貞らが手がけた江戸時代の春画約50点が間近に鑑賞できる。 なお、作品保護のため会期の前後期で展示の入れ替えを予定。入場は18歳以上のみとなり、チケットは事前予約制だ。
六本木「国立新美術館」が誇る天井高8メートル、総面積2000平方メートルの広大な展示室で、大巻伸嗣の個展が開催。大巻は展示空間を非日常の世界に生まれ変わらせ、鑑賞者の身体的な感覚を呼び覚ますダイナミックなインスタレーションやパブリックアートで知られる現代美術家だ。 本展では、2016年に初めて発表された「Gravity and Grace」シリーズの新作や、コロナ禍に制作された映像インスタレーションの新作を発表。また、繊細なドローイング作品が多数展示され、ダイナミックなインスタレーションとの対比が見どころとなるだろう。 近年、大巻は舞台美術を手がけるなど活躍の幅を広げており、本展でも会場内でダンサーによるパフォーマンスを行う予定だ。また、言語が新たな作品の着想へとつながっていることから、詩人の関口涼子とのコラボレーションも企画されている。
江戸時代から約400年続く「八芳園」の日本庭園で、秋の特別イベントが開催される。約170本のもみじがライトアップされ、会場を赤一色に染め上げる。水面に反射する様は、都会のただ中にある景色とは思えない幻想的な世界だ。 2023年12月3日(日)に、今年も「粋-NIGHT」を開催。会場では、⼋芳園内レストラン「スラッシュカフェ」で人気の「経産牛のハンバーガープレート」(2,000円、税込み)が食べられる。同イベントは販売枚数が定員を達した場合は販売を終了するため、前売りチケットの購入がおすすめだ。世界の音楽シーンで活躍するDJの沖野修也が奏でる音ととも秋の絶景に酔いしれよう。
Discover Time Out original video