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2021年3月にしかできないこと
食・アート・音楽など、3月開催のイベントを紹介
エヴァンゲリオン展 VISUAL WORKS in 秋葉原
アニメ史上屈指の人気を誇る『エヴァンゲリオン』の魅力を、貴重な資料や美麗なイラストから堪能できる展覧会が、ラオックス秋葉原本店で開催される。 見どころは、何といっても最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の設定資料の初蔵出し。そのほかにも、『新劇場版』シリーズのキャラクターやメカニック、背景や小物のデザインを決定するための貴重な資料や、手書きの生原画など約300点を公開し、名場面を振り返る。映像制作の舞台裏やクリエーターのこだわりを知ることで、最新作がより楽しめるようになるだろう。 会場では、イラスト作品の複製原画を予約販売するほか、オリジナルグッズも多数販売されるので、要チェックだ。
ザ・ペニンシュラ東京 桜アフタヌーンティー
ザ・ペニンシュラ東京では、鳥かご型のおしゃれなスタンドに春色のスイーツを並べた、期間限定のアフタヌーンティーを提供。 レモン風味のシフォン生地にストロベリーのムースを重ねた『レモンストロベリーオペラ』や、グレナデンシロップの上品な風味が際立つ『グレナデンパンナコッタ』、抹茶のフィナンシェに合わせた『桜ライチムース』など、丁寧に作り上げられた6種のスイーツが楽しめる。 芸術品のようなスイーツとセイボリーは、どの角度から眺めても美しいので、写真映えする角度を見つけてほしい。
チームラボリコネクト:アートとサウナ 六本木
チームラボが、サウナとアートをコラボレーションさせた新感覚の展覧会を、6カ月間限定で開催する。サウナで汗をかき、冷水シャワーを浴びて「ととのった」後、アート浴で休憩をするというコース。 空中で光る球体が浮遊や落下を繰り返す『空中浮揚』、鑑賞する人の動きに合わせて季節の花が変化する映像作品『降り注ぐ雨の中で増殖する無量の生命』、天井から降り注ぐ水が体に触れた時に、反射する光が空間全体に広がる『生命は結晶化した儚い光』の3つのアート空間が登場する。 これまで体験したことのないような、非日常空間に浸れるだろう。
シャングリ・ラ ホテル 東京 桜 アフタヌーンティー
シャングリ・ラ ホテル 東京は、黒糖どら焼きで有名な老舗和菓子店 喜田家の『KITAYA六人衆』とコラボレーションした和菓子をはじめ、サクラ風味のスイーツや旬の食材を使ったセイボリーなど、春らしい彩り豊かなアフタヌーンティーを提供。 季節が感じられるサクラやヨモギの焼き立てスコーン、サクラのオペラケーキ、サクラチップで薫製にしたサーモンの手毬(てまり)寿司など、何種類ものサクラのメニューが楽しめる。今年はホテルの中で花見を過ごしてみるのもよさそうだ。
ヒルトン東京 RSVP.アリスからの招待状
ホテル全体で23トン以上のイチゴを使用する、ヒルトン東京の名物ビュッフェが、『不思議の国のアリス』のお茶会をモチーフに開催される。新作のイチゴデザート20種類以上とフレッシュな生のイチゴ、そのほかローストビーフのカービングなどを含む15種類が食べ放題。 ビュッフェ台には、実際に提供されるスイーツのレプリカとテーマに合わせたデコレーションがセットされ、いつでも美しい状態で写真撮影が楽しめる。大粒のイチゴとローズをトッピングしたアーモンドタルトや、作り立てを提供するストロベリーパフェ、登場キャラクターをイメージしたスイーツなど、どれも力の入った一品で、目移りしてしまう。
お花見ロール寿司弁当
銀座にある人気寿司店、SHARI THE TOKYO SUSHI BAR(シャリ ザ トーキョー スシバー)とSHARI(シャリ)が、春にぴったりな『お花見ロール寿司弁当』を期間限定で販売中。カラフルなロール寿司を12種類、全36貫詰め合わせた弁当は、まるで宝石箱のようだ。なかでも、桜の花びらやホタルイカ、サクラダイ、タケノコなど、春の食材を使用した新作5種は、ぜひこの季節に味わってほしい。 販売はテイクアウトのみで、価格は4,900円。シャンパンやワインなどを用意して、家の中で華やかなお花見を楽しんでみてはどうだろう。
房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+
2014年から2回目の開催となる、千葉県市原市の魅力を再発見する芸術祭が開催。市原市の歴史、自然、人の暮らし、食などさまざまな資源を現代アートと融合、より魅力的な「いちはら」の再発見を目指している。総合ディレクターに北川フラム、アートディレクターには豊福亮を迎える。 展示は五井、牛久、高滝、養老渓谷など10エリアに分かれており、参加アーティストは、クワクボリョウタ、富安由真、アデル・アブデスメッド、マー・リャン、ウラジミール・ナセトキンなど約20の国と地域から約80組が参加する。 なお、新型コロナウイルス感染症対策のため、2段階構成での開催を予定している。千葉県による外出自粛協力要請の解除などで安心して来場が見込める場合、小湊鉄道五井駅から養老渓谷駅までの全17駅に作品を展示する 『駅舎プロジェクト』を中心とした部分エリア開催とし、その後感染状況がステージ2以下となった場合に全エリアの作品を公開する。 会期や開催時間は会場ごとに異なるので、公式ウェブサイトを確認してほしい。
ストロベリーランチブッフェ「ヴィヴァーチェ」
天井高27メートルの吹き抜けが圧巻のラグジュアリーな空間で、イタリアンとイチゴデザートを満喫するランチビュッフェ。メインディッシュを選択し、前菜とイチゴスイーツはビュッフェスタイルで楽しめる。 タルトやマカロンをはじめ、パンナコッタやストロベリーパイ、そして新鮮な生のイチゴも食べ放題。また、前菜にも『ストロベリーガスパチョ』や『苺とシーフードのマリネ』など、趣向を凝らしたイチゴメニューが並ぶ。優雅なランチタイムを過ごそう。予約はこちらから。

Tokyo Contemporary Art Award 2019-2021 受賞記念展
2018年、東京都とトーキョーアーツアンドスペース(公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館)によって創設された現代美術の賞『Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)』。これは、更なる飛躍とポテンシャルが期待できる国内の中堅アーティストを対象とした賞で、受賞したアーティストには、海外での活動や東京都現代美術館での展覧会など、約2年間の継続的な支援を行うというものだ。 本展は、その第一回『TCAA 2019-2021』の受賞者である風間サチコと下道基行の受賞記念展覧会。初期作品から最新作までを一堂に展示する内容となっている。 風間の作品で注目したいのは、ドイツの作家、トーマス・マンの結核療養所を舞台にした小説『魔の山』から着想を得た最新作シリーズ『Magic Mountain』。この新作について風間は、「コロナ禍を機に、私自身の創作の原点『内省と空想・世界と自我の対立と和解』に立ち返り、魔の山リモート登山(心の旅)の経験を生かした作品」とコメントしている。『Magic Mountain』に関連した過去作品をあわせて展示されるので、作家の思考の変遷を感じてみてほしい。 また、昨年から生まれ育った瀬戸内海地域で、古い郷土資料を収集するプロジェクトを始めた下道は、作家以外の人物の思考が加わったり、人の手に渡る、あるいは人々の中で使われたりすることで「作品」との境界を越境するようなシリーズを展示。日常生活と直接的に関わることで生み出される作品から、その狭間にある「何か」を浮かび上がらせることを試みる。 作品画像や制作に関する作家のコメントなどを掲載したモノグラフは、展覧会の開幕に合わせて日英で発行(非売品)。
マーク・マンダース ―マーク・マンダースの不在
現代のアートシーンに独自の位置を占める作家、マーク・マンダースの国内美術館で初となる個展が、東京都現代美術館で開催。 マンダースは自身が架空の芸術家として名付けた、「マーク・マンダース」という人物の自画像を「建物」の枠組みを用いて構築する「建物としてのセルフ・ポートレイト」という構想に沿って、18歳から30年以上にわたって制作を続ける。 彫刻やオブジェを建物の部屋に置きインスタレーションとして展開し、配置全体によって人の像を構築するという、ユニークな作品世界だ。私たちを魅了し、想像力や人の生の経験と時間、芸術の意味について考える機会を与えてくれるだろう。