青梅だるま市の起源は、文禄5年(1596年)頃に始まった六斎市とも、嘉吉元年(1441年)頃に開かれた市とも云われている。青梅の市は、産業の中心であった養蚕の繁栄を祈り「まゆ玉(米粉を繭の形に団子にしたもの)」を笹の枝にいくつもつけたものが売られていたが、約180年前から縁起物として「だるま」も売られるようになった。戦後、化学繊維の台頭に青梅の地場産業は衰退し、昭和20年代の終わり頃には青梅の市から「まゆ玉」は姿を消したが、替わって年のはじめ12日には「青梅だるま市」として縁起物の「だるま」を買い求める人々でにぎわうようになった。

青梅だるま市(2012)
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