「湯」好き必見、銭湯に特化したガイドマップをリリース

荒川区内の22の銭湯を網羅、湯を巡って心身の健康を取り戻そう

テキスト:
Shiori Kotaki
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タイムアウト東京は、荒川浴場組合と提携したガイドマップ(英語版)を2020年2月17日に発行した。廃業してしまう銭湯も多い中、22の銭湯がこの狭いエリアに残っている荒川区は、銭湯好きにはたまらない場所。本マップでは、荒川区内にある全22の銭湯(現在営業している銭湯に限る)と、その前後で行きたい周辺のおすすめスポットを紹介している。

木造建築としての価値も高い、100年以上の歴史を誇る帝国湯。湯は43度以上と熱く、こっそり侵入して湯に浸かった鳥も、その熱さに驚き、慌てて外に飛んでいったなんて目撃情報もあるほどだ。また、庭にあるヒイラギも要チェック。通常、ヒイラギの葉はギザギザとしているが、100年もののヒイラギの葉は角が取れて丸くなっている

70年近い歴史を誇るやまと湯は、懐かしさあふれる銭湯だ。特に注目してほしいのは天井。ほかではあまり見ないレトロ柄のクロスが貼られており、思わず写真を撮りたくなってしまうほどのかわいさだ(カメラの使用は禁止なので、撮影は絶対にしないように)

雲翠泉は、見事な折上げ格天井が残る銭湯。浴場は、丸い形の浴槽が真ん中に置かれ、洗面台はその湯を囲むように設置されている。この構造のせいか、常連客によると冬は人が少ない場所で体を洗うと寒いそうで、人の近く、もしくは人が使った後の洗面台を使うとよいと教えてくれた。今は亡き、早川利光が手がけた銭湯絵も必見だ

1951年創業、2016年にリニューアルオープンし、スーパー銭湯顔負けの設備と浴槽を完備した梅の湯。オリジナルのタオルやTシャツは、従来の銭湯にはないポップさとかわいらしさを併せ持ったロゴデザインとなっている。入浴後は、厳選されたクラフトビールで喉を潤すのも良いが、梅の湯の1階にある居酒屋、梅京に入って地元の人とホッピーで乾杯するのもおすすめ

単においしいお好み焼きを食べるだけでは物足りない人は、お好み焼110を訪ねてほしい。店主自身が描いたという恐竜の絵が店中にあるほか、『エドモンドサウルス』や『プテラノドン』と名付けられたメニューも用意された、なんとも奇妙な一軒だ。最後は、手作り感たっぷりの恐竜ショーを見せてもらうのを忘れずに

その他マップ内では、梅の湯 三代目主人の栗田尚史と、株式会社東京銭湯 最高経営責任者の日野祥太郎からのコメントも掲載している。マップは、都内の観光案内所や羽田空港、成田空港、タイムアウトカフェ&ダイナーなどで無料配布されているので、コメントの内容は、ぜひ実際に手にとって確かめてみてほしい。

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