

Re-thinking Re-use(再利用の再考)
建築が生まれる場所を綿密にリサーチを行うアムステルダムの建築事務所・HOH Architectenによるシンポジウム「Re-thinking Re-use(再考、再利用)」が開催される。
同シンポジウムでは、日本の建築文化に焦点を当て、「解体でも保存でもなく、再活用する」という第三の選択肢に注目。現在・過去・未来をつなぐ、新たな建築のアプローチを提案する。
再建を通じて未来を志向する日本と、過去を基盤とするオランダという対照的な建築文化を比較し、その中間となる「現在を起点とするカンマ的建築(変化の中の一時停止)」という視点を提示する。
HOH Architectenは、東京・札幌・倉敷、そしてオランダ各地でリサーチやワークショップを重ね、両国の建築文化や価値観について対話的な考察を深めてきた。その成果は今後、出版される予定だ。