SHINSUI
画像提供:有限会社新水

坂倉建築研究所デザインの新綱島駅直結の商業施設「SHINSUI」が誕生

3月15日オープン、食・暮らし・街の文化が体感できる場へ

テキスト:
Kosuke Hori
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東急新横浜線新綱島駅直結の「新水ビル」内に、商業施設「シンスイ(SHINSUI)」が2024年3月15日(金)オープン。2028年には立体横断が整備され、東急東横線綱島駅からもスムーズにアクセスできるようになる予定だ。2つの駅周辺では、横浜市による区画整理事業や、複数のビルの建設による再開発が進んでいる。

SHINSUI
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SHINSUI
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同施設は、近代建築の歴史に残る「神奈川県立近代美術館」をはじめ、渋谷や新宿などの都市開発から個人住宅まで多くの実績を残す歴史ある建築設計事務所の坂倉建築事務所がデザインを担当。「好きなお店が1つ増えるだけで、この街に住みたい理由も1つ増えるから。」をコンセプトに、3つのフロアで構成される。

SHINSUI
画像提供:有限会社新水

1階は「街とつながるフロア」。北側には中央広場があり、東側にはバス停が並ぶ。街を往来する人々で活気があふれ、建物内外の通路や、広場に面して店が連なる。

2階は「かつての新水旅館を想わせる懐かしさと新しさが融合したフロア」。同地が以前旅館だったことから、離れ宿の雰囲気は残しつつ、現代的なデザインにアップデートした空間が広がる。石畳を模した通路や建物のひさしを模したデザインは、路地を縫って歩くような心地よい狭さと袖が触れ合う距離感を表している。

3階は「街の団らんのフロア」。家族や地域のイベント事で人々が集まり、豊かな時間を過ごせる、少し特別で彩りある横町のようなだんらんが生まれる空間を目指した。

SHINSUI
画像提供:有限会社新水

テナントは、「シェアラウンジ(SHARE LOUNGE)」「ツタヤ ブックストア(TSUTAYA BOOKSTORE)新綱島」や観葉植物店の「チュイン グリーナリー(TUIN greenery)」、チョコレート店の「リンツ ショコラ ブティック&カフェ」などが入居。各店舗ごとにオープニング特典も予定されている。

東京都心や横浜市からもアクセスのいい綱島。ダイナミックに変化を続ける同地にできた新たな街とも言うべき新施設に足を運びたい。

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