Villa ASO
画像提供:Villa ASO

代官山の「リストランテ ASO」と「カフェ ミケランジェロ」がリニューアル

クラシカルな洋館が26年の時を経て「Villa ASO」として生まれ変わる

編集:
Genya Aoki
テキスト:
Tomomi Nakamura
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2023年9月16日、代官山のランドマーク的な存在として知られるレストラン「リストランテ アソ(ASO)」と、「カフェ ミケランジェロ」がリニューアルオープンした。

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Photo: Tomomi Nakamura

同店はもともと昭和初期に建てられた個人の邸宅を改修し、1997年に開業した歴史を持つ。この地に根を張り、街を見守り続けてきた樹齢300年のケヤキの⽊を受け継ぎ、これまでも多くの人に愛されてきたが、100年先も変わらず店を継承していくために店内の改修に踏み切ったそうだ。

街のシンボルとして愛される「ヴィラ アソ」へ

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画像提供:Villa ASO

リニューアルの建築・デザインを担ったのは、下北沢駅の商業施設「ミカン下北」などを手がけたことで知られるDRAFTの山下泰樹だ。

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Photo: Tomomi Nakamura

また、刷新に際し、レストランとカフェ両店が舞台となるこの地を「街のランドマークとして長く愛される場所であり続けたい」という願いを込めて「ヴィラ アソ(Villa ASO)」と名付けた。記念日から仕事の合間のひととき、ウエディングまで、あらゆるシーンに寄り添える場となれるよう「⼈⽣を、 満たす場所。」という新たなコンセプトも設けている。

「カフェ ミケランジェロ」は気軽に乾杯できる大人の夜カフェに進化 

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Photo: Tomomi Nakamura

緑に囲まれたヨーロピアンな空間が心地いいカフェ ミケランジェロは、アンティーク調の家具や大理石テーブル、ラタンの椅子などが並ぶクラシカルな店内はそのままに、夜メニューを一新した。

これまでもランチメニューやデザートなどは充実していたが、今回は大人が気軽に立ち寄れる場所を目指し、ワインとともにアンティパスト(前菜)のラインアップを拡充。サクふわな食感がクセになる「ズッキーニのフリット」(660円、以下全て税込み)や、うまみたっぷりの「田舎風パテ」(1,200円)など、アルコールが進む新メニューが揃う。

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画像提供: Villa ASO

中でもおすすめは、ヨーロッパを中心に人気を集める、ヘルシーな新スタイルのピッツァ「ピンサ・ロマ―ナ」(各1,500円)である。小麦のほかに大豆粉や米粉を使用し、長時間発酵させた生地は、もちっとした食感もありながら軽やかなところが魅力だ。

リストランテ アソは内装デザインを刷新

一方、イタリア料理店のリストランテ アソは、螺旋(らせん)階段の天井の象徴的なフレスコ画やアンティーク家具などを生かしながらもデザインを刷新した。階段にかれていた赤いじゅうたんは取り除かれ、落ち着いたテイストになった。

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Photo: Tomomi Nakamura

記念日に利用しやすい2階「プライベートルーム」は、イタリアの伝統色であるネイビーを基調としたシックな空間に変貌。テーブルには螺旋階段の頭上にある、青空に鳥が舞うフレスコ画「碧空」をモチーフにしたショートプレートが並び、気分を盛り上げてくれる。

Villa ASO
画像提供:Villa ASO1階の「ダイニングルーム」はテラコッタやベージュを基調に。まるで邸宅に招かれたような気分が味わえる。

さらにリストランテ アソには、リニューアルオープンを機に大阪の「ラ・フェットひらまつ」や「リストランテ ル・ミディ ひらまつ」などで研さんを積んた沖太⼀が新たに料理⻑に就任した

Villa ASO
画像提供:Villa ASO

新たな「シェフおすすめコース」(2万6,103円)で味わえる「雲丹 佐賀豆腐ムース オレンジマルメラータ」をはじめ、目でも舌でも楽しめる料理にも注目してみてほしい。代官山の生まれ変わったランドマークをぜひ体感してみては。

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