Flows: An Introduction
Photo: Flows: An Introduction

生誕50周年を迎えるNujabesの新プロジェクトが年末に初披露

12月30日、恵比寿 ザ ガーデンホールで「flows -An Introduction-」開催

テキスト:
Nozomi Takagi
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ローファイ ヒップホップのルーツとされており、2010年に36歳という若さでこの世を去りながらも今なお世界中から愛されているアーティスト、Nujabes(ヌジャベス)。まもなく生誕50年を迎えるメモリアルなタイミングで、彼の音楽が再び息を吹き返すようなイベント「flows -An Introduction-」が、年末の2023年12月30日(土)に「恵比寿 ザ ガーデンホール」で開催される。

ライブプロジェクト「Nujabes Metaphorical Ensemble」が登場

flowsは「美しい旋律とともに、彩鮮やかな時が流れ出す」をコンセプトとし、今年初めて実施される。情報発表の際、SNS上で特に注目されたのはNujabesが2003年に立ち上げたレーベル「Hydeout Productions」によるライブプロジェクト「Nujabes Metaphorical Ensemble」の出演だ。

Flows: An Introduction
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2010年に交通事故で逝去したNujabesは、2018年にはSpotifyが発表した「海外で最も再生された国内アーティスト」で3位に輝くなど、没後もなお世界中から愛されるミュージシャン。彼がトラックを提供したアニメ「サムライチャンプルー」を機に存在を知ったファンも少なくはないだろう。 

「今現在のNujabes」をコンセプトに、flowsで世界初披露するNujabes Metaphorical Ensemble。世界的なミュージシャンが集うライブプロジェクトとして、その期待は高まるばかりだ。

ハウスとヒップホップを縦断し音楽の息吹を感じるラインアップ

Nujabes Metaphorical Ensembleを囲む、そうそうたる共演者たちにも注目したい。まずは、Nujabesが生前に敬愛したJoaquin “Joe” Claussell(ホアキン・ジョー・クラウゼル)が来日。Joe Claussellは2016年、当時未発表のNujabesの音源「Child’s Attraction」を生演奏でリメイクし、限定12インチでリリースした。時を経て、今回の「flows」でいよいよ邂逅(かいこう)することになる。

Flows: An Introduction
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そして国内からは、東京が誇る2人のトップ ヴァイナル ディガー、DJ NORIとMUROによるCaptain Vinylをはじめ、舐達麻の楽曲「FLOATIN‘」でNujabesと同じネタを用いたサンプリングワークを用い、今や日本のトッププロデューサーとして名を馳せるGREEN ASSASSIN DOLLAR、Joe Claussellと旧知の間柄にして国内屈指のハウスデュオであるDazzle Drums、巧みなルーティンで世界中をとりこにする「7インチの魔術師」ことDJ KOCO aka SHIMOKITAの出演が決定している。 

年の瀬に音楽の出合いの喜びと美しさをたたえ合おう

2023年の年の瀬に、ハウスミュージックとヒップホップを縦断する出演者が一堂に会し、出合いの喜びと美しさをたたえ合う今回のイベント。Nujabesというアーティストの名のもと、国内外のアーティストが集い、音楽に新たな息吹を与えながら年の瀬を祝う。クラシック音楽を鑑賞するような荘厳さもある試みだ。

一年の締めくくりとして、厳かかかつ華やかに音楽を楽しむ一日を過ごしてみては。

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