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東京、豊洲市場内に整備される千客万来施設の概要がこのほど発表された。2021年10月に着工したばかりの同施設は、2023年9月の完成を予定している。事業者である万葉倶楽部の発表によると、そのコンセプトは「豊洲江⼾前市場(いちば)」。「食を起点に日本の文化を発信する新しい東京の顔」となることを目指すという。
日経クロステックが報じるところでは、千客万来施設は、江戸の街並みを模した飲食街や物販店が入る低層の商業棟と、ホテルや温浴施設などが入る温浴棟で構成される。コンテンツには銭湯や魚料理、見せ物小屋、花火などが予定されているという。
地上9階、地下1階から成る建物は7433平方メートルで高さは約43.8メートル。3層の商業棟は江戸の街並みを再現し、2、3階部分が瓦屋根の木造になる予定だ。
千客万来施設の着工までには紆余(うよ)曲折があり、着工までにプランは何度も変更されてきた。これはコロナ禍によるインバウンドの減少の影響が大きいという。
事実、東京新聞によると、万葉倶楽部と東京都は、当初2022年12月完成で合意していた。しかし、万葉倶楽部側がコロナ禍で銀行からの資金調達に時間を要し、最終的に完成が2023年9月にまでずれ込んだという。
なお、現在万葉倶楽部は施設に出店するテナントを募集中だ。興味のある向きはこちらからチェックしてみては。
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