代官山とパリに店を構えるヘアサロン、スーパースターズに行ってきた

Mari Hiratsuka
テキスト:
Mari Hiratsuka
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代官山の閑静な住宅街にあるヘアサロン、スーパースターズに行って来た。スーパースターズは、代官山に2002年にオープンしたヘアサロン。カリスマ美容師ブームや、美容院でのサービスが過剰になっていた時代に同店はオープンした。当時のその流れには乗らず「技術とプロダクト」にこだわりを持って現在まで信念を持って営業をしている。シャンプー、パーマ液、タオルにいたるまで最上級のものを使用し、確かな技術を持った美容師たちが一人一人に合うスタイルをしっかりと提案してくれるのだ。

そして、パリに支店をオープンしたのは2009年のこと。オープンのきっかけは、美容学生に向けた自主作成の写真集。ある小学校の1クラス全員をモデルにした、ひとりひとりの個性が印象に残る写真集だ。同書が、パリにある、有名メゾンのエッジの効いたアイテムを取り揃えるセレクトショップColleteのバイヤーの目に留まり、注目を浴びることに。その後、パリにオープンすることを決意し、東京の店と同コンセプトで営業をしている。店を始めた当初は、フランス語を話せるスタッフがおらず、客とのコミュニケーションはスケッチブックを使って行っていたという。

 スーパースターズに来る客は様々だがパリ支店もあることから、口コミによる外国人客も多い。フランスの有名なクリエイター集団も常連客であったりもする。英語の話せるスタッフや、外国人の髪質に慣れているスタッフもいるので、美容院に悩んでいる外国の友人に勧めたい店だ。

実際にカットをしてもらい、繊細な配慮が行き届いているサロンだということを感じた。たとえばカットを担当するスタッフが白衣を着ているのは、客の輪郭をはっきりさせるためなど。なかなか美容院に行っても思う髪型にならなかったりするが、スーパースターズでは客に似合い、自分でもセットしやすい髪型をしっかりと提案してくれるため、美容師との信頼関係を感じて安心して任せることができた。この信頼関係が、多くの常連客から長く愛される理由なのだろう。

出迎えてくれたのは、ある日店に飛んで来て以来保護して育てている鷹のキャンディー。

 美容師が鏡越しに見えるようになっている、反転している時計

BGMは一切CDを使わず、髪の毛を切る音などを高感度マイクが拾い、その音をリアルタイムで流すスピーカーが設置されている。

カット前とカット後 

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