トップコメディアン、監督らが選んだコメディ映画ベスト100

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
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By Dave Calhoun, Cath Clarke, Tom Huddleston, Trevor Johnston, David Jenkins, Kate Lloyd, Tom Seymour, Anna Smith, Ben Walters

タイムアウトロンドンにて『The 100 best comedy movies』と題し、コメディ映画のベスト100が紹介されている。同ランキングは、トップコメディアン(ジャック・ホワイトホール、ダン・ エイクロイド、ジョー・ブランド、シャロン・ホーガン)や、俳優、監督、脚本家にお気に入りの作品を聞いたものを参考に作成された。彼らが選んだのは、タイムアウトの映画ベスト100シリーズロマンチックホラーSFボリウッド映画のベストに通ずるものがあった。このリストを参考に大笑いしてほしい。ここでは、トップ10に選ばれた作品を紹介しよう。

1位『スパイナル・タップ』(1984年)

1984年にロブ・ライナー監督によって製作されたモキュメンタリー作品。架空のヘヴィメタルバンド、スパイナル・タップの全米ツアーの模様が、実在のロックバンドや音楽のパロディ、メンバーなどのインタビューをまじえてドキュメンタリー仕立てに描かれている。

2位『フライングハイ』(1980年)

コメディ映画『ケンタッキー・フライド・ムービー』で注目を集め、『裸の銃を持つ男』などを手がけたトリオ、ジム・エイブラハムズ、ジェリー・ザッカー、デビッド・ザッカー監督作品。食中毒が発生したジェット機内のパニックを的確なギャグ満載で描いている。

3位『ライフ・オブ・ブライアン』(1979年)

モンティ・パイソンによるイギリス映画。監督は、メンバーのテリー・ジョーンズ。イエス・キリストと間違えられるブライアン(グレアム・チャップマン)と呼ばれるユダヤ人の男を描いた抱腹絶倒の物語。宗教的な風刺と不条理なユーモアが混ざり合う。

 4位『アニー・ホール』(1977年)

ウディ・アレン監督による、ニューヨークに生きる男女の出会いと別れをコミカルに描いたラブストーリー。ウディ・アレン監督作品の中でも人気の高い、最も素晴らしいロマンチックコメディーの1つ。

5位『恋はデジャ・ブ』(1993年)

ハロルド・ライミス監督、ビル・マーレイ主演の作品。ペンシルベニアの小さな町で行われる「グラウンドホッグデー」(春の到来を占う伝統的な儀式)の取材に出向いた主人公が、時間のループにはまり同じ日を何度も繰り返す。その中から見いだしたものとは。

6位『天国から落ちた男』(1979年)

黒人一家に育てられた主人公が人生を切り開こうと奮闘する物語。様々な失敗を重ねながらも、成功の道を歩んで行く、スティーブ・マーティンが主演を務めた素晴らしい初期作。監督はカール・ライナー。

7位『ウィズネイルと僕』(1987年)

ブルース・ロビンソン監督の半自伝的な物語を描いたカルト的な人気作。1960年代後半のロンドン、カムデンタウンに住むウィズネイル(リチャード・E・グランド)と「僕」(ポール・マッギャン)。毎日に嫌気がさした2人は田舎への旅に出るのだが……。

8位『チーム★アメリカ/ワールドポリス』(2004年)

アニメ『サウスパーク』を制作した、トレイ・パーカーとマット・ストーンによる『サンダーバード』スタイルのマリオネットを使用した政治風刺映画。アメリカのテロ戦争などをブラックなジョークで笑いとばしている。

9位『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1974年)

モンティパイソンによる、イギリスのアーサー王伝説をもとにしたパロディ作品。劇中のニール・イネスの音楽とテリー・ギリアムのアニメーションはイギリスの不条理なユーモアの試金石となっている。

10位『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』(2006年)

カザフスタン人ジャーナリスト、ボラット・サグディエフ(サシャ・バロン・コーエン)によるシニカルコメディー。ゲリラスタイルの撮影で行われ、ドキュメンタリー風につくられている。タブーの数々を功名に突っ込んでいく。

The 100 best comedy movies』の全文はこちら

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